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スギ花粉を含む製品を販売禁止


花粉症対策として、ここ最近増えているのが「
スギ花粉」を配合した商品です。

しかしこのスギ花粉配合の健康食品「パピラ」を飲んだ女性が意識不明の重体となったことで、厚生労働省の調査会が調査、検討した結果、スギ花粉症患者がスギ花粉入りの食品を摂取した場合、重度なアレルギー症状を引き起こす可能性があるとして、スギ花粉を主な成分とする健康食品の販売を禁止することを決めました。

スギ花粉入りの健康食品としては、「エキス・カプセル・錠剤・アメ・クッキー」などがありますが、このうちスギ花粉を主成分とする「エキス・カプセル・錠剤」などの販売を禁止し、スギ花粉を混ぜた飴やクッキーの場合はスギ花粉が入っていることを明記した上で、「重篤なアレルギー症状を引き起こす可能性がある」ことを表示させることとしました。

なお、スギ花粉を含み、花粉症の治療・予防に使用されることを目的とした製品は「薬事法上、医薬品に該当する」とし、そうした製品を発見した場合は、事業者等に販売中止、回収などの必要な措置を行わせるよう求めています。


平成19年4月24日・薬事日報より一部引用


確かにここ最近、スギ花粉を配合した花粉症対策グッズが多く、明らかに減感作療法を目的としていたようなので、重度なアレルギー症状を起こした患者が出たこともあって規制されるようになったようですね。

ただ今回重度なアレルギー症状を起こした女性以外にも数名、スギ花粉入りの健康食品を摂取して、体調が悪くなった方がいたようですが、症状が軽減された方も多かったようです。効果的なのは確かなのですが、ごく一部の方には重大なアレルギー症状が出る可能性があるので、販売禁止の措置も仕方ないところかもしれませんね。


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