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シソ(しそ)


花粉症対策の定番・シソ(しそ・紫蘇)
花粉症対策に欠かせないシソ。


シソ(しそ)は、昔から殺菌作用のある漢方生薬として知られ、日本では古くから薬味や刺身のツマなどとして食卓に欠かせない漢方でもおなじみの生薬です。


シソの栄養価はきわめて高く、カロテン、カルシウム、鉄、各種ビタミンを豊富に含みます。


またシソには防腐作用があり、さしみなどの料理に添えているシソは、食中毒や魚毒を抑制するといわれています。


 シソが花粉症に効果的?



近年シソの葉エキスには、抗アレルギー作用があることがわかり、花粉症を予防するハーブとして利用されるようになってきました。


またシソには、抗酸化や美白の作用があるとされ、シソエキスをスキンケアとして、またシソドリンクとして飲まれています。


このシソの実、またはシソ科のエゴマから抽出される油にはαリノレン酸(シソエキス)という必須不飽和脂肪酸が含まれており、含有量が70%の割合を占めています(このαリノレン酸はn-3系で、n-6系のリノール酸とは種類が違います)。


αリノレン酸(アルファ-リノレン酸)を含んだ野菜や海藻にはアレルギー症状を抑える働きがあるといわれています。シソにはこのαリノレン酸が多く含まれているので、花粉症に良い食べ物としてよく紹介されています。


またシソに含まれるフラボノイドの一種であるルテオリンが、IgE抗体の分泌を促進して花粉症の症状を増長する原因物質のひとつを抑える作用があり、シソは花粉症に効く食べ物の代名詞となりました。


シソは年中手に入れることができ、生で食べるのが一番ですが(シソの葉にすると1日6枚から10枚)、一度に大量に摂ることは大変なので、シソジュースなどにしたり、シソエキスを抽出して配合した食品、シソ油やエゴマ油(シソの仲間のエゴマの実から絞った油)を利用するのも良いでしょう。


青シソと赤シソでは、赤シソの方がポリフェノールの一種アントシアニンが含まれている上に、ロズマリン酸(炎症を和らげる作用があるといわれているポリフェノール)自体の含有量も多いので花粉症対策にはより効果的です。




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