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花粉症発生源のスギを今後10年間で半減


林野庁は2007年8月24日「少しでも花粉症の症状が緩和されるよう効果的な対策をとりたい」と、日本国民の10人に1人以上が症状を感じており、首都圏など都市部に飛散する花粉症のもっとも大きな原因植物「スギ林」を、花粉症患者の数を減らすため、また症状を軽減するために
今後10年間で半分を広葉樹林などに植え替える方針を明らかにしました。

スギ人工林は全国に450万ヘクタールあり、風向きなどから首都(東京)、近畿(大阪)、中部(愛知)、北九州(福岡)の各都市圏に飛んでくる花粉の発生源を突き止め、その地域のスギ林を伐採し、花粉が少ないスギや広葉樹を植えていく方針です。

特に東京を中心とした首都圏では重点的に広葉樹に植え替えされていく予定で、10年後には約2割スギ花粉の飛散量が減少される見込みだそうです。

2008年度予算概算要求で広葉樹への植え替え事業費として初めて26億46,000万円を盛り込むほか、無花粉スギの開発や、花粉が少ないスギの苗の供給態勢を強化していく方針です。


平成19年8月24日・asahi.comより一部引用


いまさら・・・という気もしますが、やっと政府も本格的に花粉症対策に乗り出すようになりましたね。

ただ26億46,000万円の事業費はまだまだ少ないですね。しかも半分程度を広葉樹を植えていくという中途半端な政策はさすが日本といったところです。。。

いずれにしても花粉症のおかげで日本自体が花粉症の季節は生産力が低下するという結果が出ていますので、政府もこのことを考え、今後はさらに事業費を増やして対策を強化して欲しいですね。


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