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体の洗い過ぎはアレルギーの原因?


スクラブ剤や強い成分が入った石鹸、化学成分配合の洗剤などの使用で、皮膚の保護層がはがれた結果、花粉症やぜんそくを含むアレルギー症状を起こしやすくなるという研究結果が報告されました。

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン付属児童健康研究所のロビン・カラード教授とジョン・ハーパー教授率いる研究チームが、免疫機能に関する研究情報誌「Trends In Immunology」に掲載された研究報告によると、皮膚の保護層は例えば粘着テープなどを貼り付けてそれを剥がしただけでも、層が薄くなり、そこからアレルギーの元となる物質が体内に侵入してきやすくなると指摘しています。

ただしこれは、あくまで強くこすりすぎたり、スクラブ剤や強い成分の入った石鹸を頻繁に使いすぎたりする場合にのみ言えることで、通常のシャワーや入浴ではその心配はないとも説明されています。

体を洗った後に、肌の保護としてローションを使う人も多いが、こういったローションは皮膚が自然にもっている油分の代わりにはならないとし、肌の洗い過ぎに関して注意を促しています。


平成19年6月14日・Internet Journeyより一部引用


これは以前から、綺麗好きになった生活が、花粉症などのアレルギー患者が増加した大きな原因だと言われています。

いまではさまざまな製品に「抗菌」などの言葉が踊っていますが、これらの抗菌商品のせいで、人間が本来持っている免疫機能が低下し、アトピーなどのアレルギー症状に繋がっていると指摘されています。

現代人は清潔好きで、1日1回はお風呂、またはシャワーを浴びる方が多いと思いますが、その際に使用する「石鹸・シャンプー」には注意が必要です。

ドラッグストアなどで市販されている「石鹸・シャンプー」の多くは石油などの化学製品から作られており、本来、肌にとって必要な油分だけでなく、皮膚の保護層まで剥がしてしまう危険性があるのです。

これらの化学製品は、使用後はサッパリして気持ちよいように感じますが、長期間使用し続けていくと、アレルギー症状だけでなくさまざまな症状に繋がってしまう可能性がありますので、自分で使用している「石鹸・シャンプー」などの成分を調べてみることも必要な時代になってきたのではないでしょうか。

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