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食生活


戦後の食生活の変化も花粉症患者増加原因の1つです
花粉症の増加原因の1つといわれている食生活の変化


高度経済成長期を経て、現在の欧米型の食生活が定着してきた時期から、花粉症は爆発的に増加し始めました。


花粉症(スギ花粉症)が急激に増加していった背景には、スギの植林(人口林)、生活環境の変化、大気汚染とともに、食生活の欧米化が関与していることが考えられます。


欧米型の食生活によって日本人の栄養状態が良くなったことは確かなのですが、肉食中心の高カロリーな食生活、タンパク質の過剰摂取などで動物性タンパク質が必要以上に多くなることで、異物への反応が過敏になり、さまざまなアレルギーを起こしやすい体質に変わっていくのです。


また、子供のころから不規則な食事時間や、栄養のかたよった食事、インスタント食品やスナック類、保存食、加工食品などの食品添加物を多く含んだ食品を摂り続けていることも、アレルギーを起こしやすい体質への変化の原因としてあげられています。


年配の方に花粉症の人が少ないのは、スギ花粉の飛散量が少なかった事もありますが、食生活や住環境がアレルギー体質になりにくいものであったことも否定できません。


食生活を改善することで、アレルギー症状(花粉症)を完全に防ぐというのは難しいことかもしれませんが、少しでも花粉症を予防・軽減するためにも、食生活を見直すことはとても大切なことなのです。


しかし現代人が昔のような食生活を送るのは難しいのも事実です。


ですので、いま、自分ができることから始めましょう。


そこで花粉症予防・対策に効果的な食生活をまとめてみました。神経質になりすぎるのもよくありません。ストレスから花粉症が悪化することもありますから(^^;)。


 花粉症予防・対策に効果的な食生活



いろいろな食べ物をバランスよく

食事は規則正しく

旬のもの、特に旬野菜で食物繊維をたくさん摂る(温野菜で摂ると、量もたくさん食べれます)

肉、卵、乳製品などは、摂りすぎるとアレルギー体質になりやすいといわれています

甘い物、冷たい物の摂りすぎに注意
野菜中心のバランス良い食生活が花粉症予防には大切です
辛い食べ物、アルコールなどの刺激物は控える

インスタント食品や加工食品などの食品添加物の多く含まれるものは控える

身体を温めてくれる食材を食べる

主食は米にし、パンや麺類は控える

間食をしない、もしするときは果物などを少量

アルコールは控え、飲む場合もビールは控え日本酒かワインを少量

油は紅花油、綿実油、コーン油、大豆油、ひまわり油などのリノール酸が多い油は避け、オリーブ油を使用する(エキストラバージンオイル)

サラダなどにマヨネーズは避け、ノンオイルドレッシングを少量

肉中心の食生活から魚中心の食生活に

難しいですが食材は出来るだけ国内産のものを選ぶ

砂糖は白砂糖より黒砂糖を使用する

普段の水分補給はジュースなどを避け、お茶系、ミネラルウォーターを

キノコ類、お茶、魚介類、ニンニク、タマネギを積極的に摂る

少食を心がける


高タンパク・高カロリーのいわゆる欧米型の食生活から昔ながらのバランスのよい日本型の食生活に変える、朝食を抜かない、決まった時間に食事を摂る、外食を控え、毎日同じ物ばかりを食べないなどすることで、本来、体に備わっている機能が正常に働きはじめるようになります。


そして体力や免疫力をつける食生活を心がけ、アレルギーになりにくい体質づくりを目指しましょう(繰り返しますが神経質になりすぎず、ストレスをためないことも大切ですよ)。


花粉症に良いといわれている食べ物でも、食物アレルギーを誘発する方もいますので、掛かりつけの医師の相談のもと摂るようにすることをおすすめします。




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