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2006年02月15日

多年草


多年草とは一度種をまき植えると、一年に一度枯れるが、根が残り、また新しい芽が出てくる植物のことです。


ほとんどは冬に枯れるが、冬でも地上部に葉を残すものや、地上部は枯れて根だけが残るもの(宿根草)などがあります。




通年性アレルギー症状


通年性アレルギー症状とは、季節に関係なくいつでも症状が現れ、1年中続くアレルギー症状のことです。


通年性アレルギー症状の代表的なものとしては、ハウスダスト、カビや真菌の胞子、ダニ、昆虫の死骸などが原因で起こるアレルギー性鼻炎や、気管支喘息などです。




季節性アレルギー症状


季節性アレルギー症状とは、1年の特定の時期にだけ症状が現れるアレルギーで、花粉症は典型的な季節性アレルギーです。




果物過敏症(食物アレルギー症状・口腔アレルギー症候群)


果物過敏症とは、食物アレルギー症状・口腔アレルギー症候群とも呼ばれる、果物・野菜を食べた時に、くちびるや舌、のどの奥がかゆくなったり腫れたり、痛みを伴う症状の事です。


果物過敏症は時に、じんましんが出たり、気管支喘息の発作を起こしたり、吐き気や下痢、最悪の場合はアナフィラキシーを起こしてしまうこともあります。


果物過敏症の原因植物には、

・リンゴ
・モモ
・ナシ
・キウィ
・サクランボ
・メロン
・スイカ

などがあり、果物過敏症を誘発する花粉は、

・シラカンバ
・カモガヤ
・ブタクサ
・オオバヤシャブシ(ハンノキ属)

などで、特にシラカンバ花粉症患者の多くが果物過敏症を合併するケースが多い理由は、シラカンバ花粉のタンパク質とアレルギーを起こす果物のタンパク質が似ていることが原因のようです。


果物を食べたとき「口の中がおかしい」と、感じても農薬や添加物が原因のこともありますので、気になるようでしたら一度専門医の診断を受ける事をおすすめします。




広葉樹


広葉樹とは手のひらのように広い葉を持つ樹木のことで、葉の形以外にも様々な性質の違いがあり、サクラ・クスノキ・ヒノキなど、日本に生育する樹木の9割以上が広葉樹です。




落葉樹・常緑樹


落葉樹とは、春に出た葉が秋から冬にかけてすべての葉をおとしてしまう樹木のことで(例外的に夏に葉を落とす種類もある)、一方、一年中葉をつけている樹木のことを常緑樹といいます。


また、針葉樹の大半が常緑樹です。




針葉樹


針葉樹とは字の通り、針のようなとがった細い葉っぱを持った樹木のことです。


針葉樹は、古い時代からあり、千年生きるものあるといわれるほど生命力が強く、フィトンチッドを多くだす樹木です。


針葉樹の代表的な樹木はスギ・ヒノキ・マツなどです。




フィトンチッド


フィトンチッドとは、ロシア語でフィトン(植物)、チッド(殺す能力)を意味し、フィトンチッドはそれらを複合した造語です。


フィトンチッドは日本では『森林の香り』、または『木の香り』とも呼ばれ、森林浴(リラクゼーション)の効果が有り、精神を安定させるリフレッシュ効果などがあることが分かっています。


他にも抗菌・防虫作用、消臭作用、精神安定作用があるといわれています。




風媒花


風媒花とは花粉を風によって運んでもらうタイプの植物をいいます。一方、花粉を虫に運んでもらうタイプの植物を虫媒花といいます。


南の地方の樹木では虫媒花をもつ植物が多いのに対し、北の地方では風媒花をもつ植物が多いのが特徴です。


一般的に風媒花は虫媒花よりも大量の花粉を作り、遠くまで運ぶので、より花粉症の原因になりやすいと考えらています。


風媒花の代表的なものとしては、

・スギ
・ヒノキ
・シラカンバ(シラカバ)
・カバノキ
・ハンノキ
・ヨモギ
・ブタクサ
・カモガヤ(イネ科)

などの花粉症の原因植物が多く、虫媒花の代表的なものは、

・イチゴ
・リンゴ
・バラ
・ウメ

など、それほど花粉症患者が多くない植物が多いです。




雌雄同株


雌雄同株とは、1本の樹木に雄花も雌花も咲く木のことで、1本の樹木だけで受粉ができ、実もなります。


スギ・ハンノキなどがこの雌雄同株にあたります。


一方、雄株、雌株の2本の樹木がないと実がならないものを雌雄異株といい、カナムグラなどがこの雌雄異株にあたります。




免疫


免疫とは、一度かかった病原体に対して強い抵抗性を発揮し、次回からは病原体に対して生体を防御する反応のことです。


花粉症などの、くしゃみ・鼻水・目の痒みなどは、免疫の働きの一つで、体の中に侵入した異物(花粉)を外へ排出しているのです。


このように元々人の体に備わっている抵抗力を免疫、または免疫力、自然治癒力と呼ばれています。


このように免疫は人体にとってなくてはならない、とても重要なシステムなのです。




アレルギー体質


アレルギー体質とは、一般には無害とされる物質(花粉など)に過剰に反応しやすい体質、血液中のIgEを作りやすい体質の人などがこう呼ばれています。例えばアトピー性皮膚炎の8割の方は血中IgE値が高いという結果もあるようです。


アレルギー体質の方は免疫の働きが良すぎるため、異物を排除する働きが普通の人より強いわけです。アレルギー体質は悪い意味で捉えている方も多いようですが、異物を体内に取り込まないようにするため、また取り込んでしまった異物を排出するという、とても大切な役割をまかなってもいるのです。


アレルギー体質は遺伝することがあり、両親がアレルギー体質なら、それを受け継ぐ可能性は高いといわれています。




マッカーサーの置き土産


1961年に日本で初めて花粉症と確認されたブタクサ花粉


このブタクサはアメリカからの帰化植物で、戦後、アメリカ駐在軍が日本へ来た際に持ち込んだため、マッカーサーの置き土産と呼ばれるようになりました。




抗原抗体反応


抗原抗体反応とは、生体が自分の身体を守るために「異物を排除する」システムです。


異物である抗原(花粉・ダニ・ウイルスなど)に対して身体の防衛機能が働き(敵だと判断し)、体内で抗原に対する抗体(IgE抗体)を作ります。


そして外部からの抗原と生体を守ろうとする抗体が結合(反応)して、抗原の動きを止め、抗原を排除する、これが抗原抗体反応です。




肥満細胞


肥満細胞とは、ヒスタミンなどの化学物質を含んだ大きい細胞という意味で、マスト細胞とも呼ばれ、決して肥満の人にある細胞という意味ではありませんσ(^_^;)


肥満細胞は卵円形で丸々と太ったように見えるところからこう呼ばれていて、鼻の粘膜や眼の結膜はもちろん、身体のあちこちに存在している細胞なのです。


肥満細胞が関係するのは1型アレルギー(アナフィラキシー型、もしくは即時型とも呼ぶ)で、1型アレルギーの代表的疾患としては、

・気管支喘息
・花粉症
・じんましん
・アナフィラキシーショック
・食物アレルギー

などです。


アレルゲン(花粉などの抗原)が体内に入ると、IgE抗体がどんどん作られ、ある水準を超え、再びアレルゲン(花粉などの抗原)が入って来ると、IgE抗体が抗原に対してさまざまな攻撃(抗原抗体反応)がこの肥満細胞の上で展開されるのです。




ヒスタミン


ヒスタミンとは、免疫系に関係する信号伝達物質で、アレルゲン(花粉など)に反応して血液中の肥満細胞などから放出されるアミノ酸のヒスチジンから合成される一種です。


鼻水、くしゃみ、目の痒みなどのアレルギー症状(花粉症など)は、ヒスタミンが過剰に放出された状態のことです。


ヒスタミンが過剰に分泌して起こる症状には、花粉症の場合のくしゃみ・鼻水・目のかゆみ、アトピー性皮膚炎やハウスダスト、またぜんそくなどもヒスタミンの過剰が原因といわれています。


ヒスタミンが過剰になるのを抑える薬剤に抗ヒスタミン薬があり、花粉症の治療にも抗ヒスタミン剤はよく使用されていますが、眠くなるなどの副作用があります。




Th2


Th2とは、鼻やのどをはじめ人間の身体のあらゆる粘膜で異物の侵入を防ぐ免疫細胞のひとつで、どこかの粘膜に異物が侵入したと感知すればすぐにIgE抗体を配置して身体を守ってくれる細胞のことです。


花粉症や、アトピーなどの症状を引き起こす「IgE抗体」を作り出しているのはこのTh2細胞なのです。


さまざまな要因からこのTh2細胞の働きが強くなると、本来は人体に害のないもの(花粉など)にも反応してしまい、アトピー性皮膚炎・蕁麻疹・花粉症・アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎・喘息などのアレルギー症状を引き起こします。


このTh2細胞の働きを抑えているのがTh1細胞と呼ばれる細胞で、Th1とTh2はお互いを抑制してバランスを取っていますが、Th1が上手く働いてないとTh2が優位になり、さまざまなアレルギー症状となって現れるのです。


現代人の身体は、肉類などの高タンパク質の食生活でTh2が活性化しすぎ、必要以上のヒスタミンを過剰に分泌し、IgE抗体の生産過多になっています。


花粉もタンパク質でできていて、体内がこれを異種タンパク質として捉えることによって、IgE抗体は過剰に花粉を攻撃し続けるというわけです。


ですからTh2が活性化しすぎないよう、過剰なタンパク質の摂取をさけることは、花粉症対策にはとても大切で、重要なことなのです。


Th1・Th2のバランスの崩れ方の程度は個人差があり、症状の現われ方も異なります。




IgE抗体


IgE抗体とは「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目の痒み」などのアレルギー症状を引き起こす原因となる物質で、アレルギー抗体とも呼ばれています。


本来IgE抗体は身体を守るために作られる物質ですが、アレルギーを起こす抗原(花粉など)との接触を繰り返すうちに体内に蓄積され、この量が一定のラインを超えると、アレルギー(花粉症などのくしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ)と呼ばれる異常な反応となって、さまざまな症状となって現れるのです。


このIgE抗体を作り出す根本的な原因はTh2ということも近年の研究で分かってきました。




花粉吹雪


花粉吹雪とは、花粉の飛散する時期、特にスギ花粉などが強風により、花粉が吹雪のように舞うことです。


花粉吹雪が起こると、空一帯は赤茶色に染まったように見えたり、黄色い煙状になります。


こんな時は完全防備で外出するか、出来れば外出を控えたほうがよさそうです。




花粉疎開


花粉疎開とは、花粉の飛散する時期に花粉の飛散しない地域、例えばスギ花粉なら沖縄や北海道に一時的に避難、移住する事です。


花粉症は原因植物に接しなければ症状は現れませんので、花粉疎開は近年とくに増え、花粉疎開ツアーなるものも旅行代理店などにより企画されています。


しかしこれは金銭的に余裕がある人など、限られた人にしか出来ない、贅沢で特別な花粉症対策です。




2006年02月14日

アレルゲン


アレルゲンとは、身体に異常な反応を起こさせる物質のことで、抗原とも呼ばれ、主にたんぱく質で出来ているものが多いようです。


このアレルゲンが何らかの形で体内に入ることにより、身体が異常を感じ、花粉症、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、鼻炎、結膜炎、腸の炎症などのさまざまなアレルギーの症状を引き起こします。


現在、厚生省が指定して保険で検査できる物だけで、170種類以上も確認されています。


アレルギー体質を持つ人でも人によって反応を起こすアレルゲン(抗原)はさまざまで、抗原となりやすい物質として花粉・ダニ・卵黄・牛乳・そばなどの食物、カビ(真菌)、ペットの毛などが存在し、主なアレルゲンは5種類に分けられます。


 吸入アレルゲン



吸入アレルゲンには、花粉(スギ花粉やブタクサ花粉など)、草花、花の胞子、タバコ、香料、ダニ、ほこり、ペットの毛、建築物の素材(のり・化学物質・ホルムアルデヒド)など、鼻やのどを通じて体内に取り込まれるアレルゲンのことです。


 経口アレルゲン



経口アレルゲンは食品として体内に取り込まれる、食物アレルギーの原因物質のことです。


 5大食物アレルゲン



卵、牛乳、小麦、そば、落花生(ピーナッツ)が5大食物アレルゲンといわれ、食品衛生法により、これらの5大アレルゲンを含む食品は、その表示が義務づけられるようになりました。


これらの特徴としては、たんぱく質含有量が多く、たんぱく質総摂取量の中でも高い比率を占めていることです。


食物性アレルゲンとして他にも、アワビ、イカ、イクラ、エビ、オレンジ、カニ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、サケ、サバ、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、桃、やまいも、りんご、ゼラチンの19品目についても、可能な限り表示するように推奨されています。


 接触アレルゲン



接触アレルゲンとは、肌に直接接触したときにアレルギーを起こす物質のことであり、化粧品、うるし、ゴム, 衣服・寝具の素材(綿・絹・羽毛・羊毛)、金属、薬物、化学物質、塗料等、合成洗剤などがあります。


 注入アレルゲン



注入アレルゲンは、体内に注入されたアレルゲンのことであり、毒物から虫刺されまでが含まれ、ワクチン・血清・薬剤・抗毒素のような健康を促進する物質が関係しています。


注入アレルゲンの反応は肌の痒みや、あかみを伴う局所的なものと、ジンマシンや全身の痒みのような全体的に症状があらわれる場合もあります。


 かび・菌類



カビは植物質や動物質のものに発生する微小な菌類で、吸いこまれたり飲み込まれたりして、ぜんそくの症状の主要な発生源となっています。




2006年02月04日

花粉症の主な原因


花粉症患者の約80%はスギ花粉が原因
花粉症の原因となる植物は現在国内で約50種類以上、一説には約80種類もあるといわれています。


花粉症の原因植物は大きく樹木と草花に分けられ、代表的植物はスギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、シラカバなどですが、日本の花粉症患者の約80%はスギ花粉が原因で発症しているといわれており、いずれの植物も風によって花粉が運ばれるという共通点があります。


 花粉症の原因植物は季節によって異なる



日本は南北に細長く、地域によって花粉症の原因植物は異なり、花粉の飛散時期も異なります。また同じ植物でも北と南の地方では飛散時期が異なるのです。


花粉症は2月〜4月にかけてのみ発症するのではなく、原因となる花粉の種類によっては夏や秋にも発症するのです。


春先、北海道ではシラカバ(白樺)花粉が多く飛散しますが、本州・四国・九州ではスギ花粉が多く飛散します。そして、初夏はイネ科の花粉、秋はブタクサの花粉といったように季節による違いもあります。


花粉症を予防するためには、まず原因となる植物を特定し、原因となる植物の花粉が飛ぶ開花時期に合わせて対策する必要があります。花粉症の原因植物は約50種類以上!


花粉症患者は、原因植物の花粉に対するIgE抗体量が多いことは明らかであり、これがアレルギーを起こす直接の原因と考えられています。


しかし、花粉症の原因となる花粉と接触してもすべての人が花粉症になるわけではなく、なぜ花粉症になる人とそうでない人がいるかについては、遺伝的、環境的要因などさまざまな要因の関与が考えられていますが、まだ明らかにはなっていません。


花粉のアレルゲンとしての強さは単にその量だけが関係する訳ではありません。都会における大気汚染物質と花粉が混合するとそのアレルギー誘起能は増大すると言われています。


スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、シラカバ花粉の季節が終わっても症状がおさまらない方、年間を通して鼻アレルギーの症状がある方は、ハウスダスト・ダニ・動物(猫など)がアレルギーを引き起こす原因となっている場合もありますので、医療機関で早めの診察または検査を受けることをおすすめします。




2006年02月03日

花粉症の増加原因


戦後人口植林された杉
花粉症の増加原因は、日本におけるスギの植林事情が影響しています。


日本では、昭和45年頃からスギ花粉症患者が徐々に増えはじめ、昭和50年代に入ると患者数は急激に増加しました。


戦後の復興のため、昭和30年代に拡大造林と呼ばれる林業政策によって、大平洋戦争で荒れた日本中の山にスギが植林されはじめました。


国の奨励でスギの植林が盛んに行われ人工林は急増、この植林されたスギが成長して花粉を産生する樹齢に達し、昭和50年代に一斉に花粉が飛散するようになったことが、スギ花粉症患者急増の原因だといわれています。


スギは植林後40年ほどで成木になり、花粉を飛散しはじめます。戦後に植えたスギが、いままさに花粉をまき散らしているのです。


現在植林されたスギの大半が樹齢30〜40年となり、活発に花粉が飛散する時期を迎えています。


さらに近年は安い輸入木材に押され、日本のスギはすっかり人気が落ちてしまい、30年前には90%以上あった国内木材自給率は20%まで減少し、林業を取り巻く経済状況は悪化の一途を辿っています。


その結果、次々と林業にたずさわる貴重な人材が減り、人件費がかかる枝打ち・間伐などの手入れがなされないスギが増え、伸び放題となった枝には雄花が着花し、大量の花粉を巻き散らすようになったのです。そうです、花粉(花粉症)の増加は人災だといっても過言ではありません。


この状態をこのまま放っておけば、約50年間はまだスギ花粉は続くといわれています。


老木となり、それほど花粉を出さなくなるのに、それだけの時間がかかるのです。いま林野庁では樹齢30〜40年のものから優先的に伐採していますが、思うように進んでいないのが現実です。


花粉の出ない杉の開発はいつのなることやら・・・また1960年にはわずかだったヒノキ花粉も、木材として人気が高まったため、ヒノキの植林が進み、その後20年で3倍以上にも増えました。ヒノキ花粉はスギ花粉によく似た構造のため、スギ花粉に上積みされてアレルギー反応を起こしやすいのです。


国もこのような状況を問題視はしているようですが、農林水産省林野庁によると「予算不足の上、高齢化や後継者不足で林業従事者が減り、人工林の管理や手入れはなかなか進まない状況。その代わり花粉の少ない杉の開発などの対策は考えている」とのことですが、これらの効果が実感できるのは数十年後というのですから、気の遠くなる花粉症対策です。


しかし杉は何千年も前からあったのですから、杉だけが花粉症の増加原因とはいえないのも事実です。


車の排気ガス(ディーゼルエンジン)・工場などが原因の大気汚染


ジャンクフード(ファーストフード)などの欧米化した食生活


不規則な生活・ストレスの増加などによる生活環境の悪化など、戦前から環境が大きく変わったことも花粉症患者の増加原因ともいわれているのです。


花粉症は低開発国にはほとんど見られないことから、文明病といえるのかもしれませんね。




食生活


戦後の食生活の変化も花粉症患者増加原因の1つです
花粉症の増加原因の1つといわれている食生活の変化


高度経済成長期を経て、現在の欧米型の食生活が定着してきた時期から、花粉症は爆発的に増加し始めました。


花粉症(スギ花粉症)が急激に増加していった背景には、スギの植林(人口林)、生活環境の変化、大気汚染とともに、食生活の欧米化が関与していることが考えられます。


欧米型の食生活によって日本人の栄養状態が良くなったことは確かなのですが、肉食中心の高カロリーな食生活、タンパク質の過剰摂取などで動物性タンパク質が必要以上に多くなることで、異物への反応が過敏になり、さまざまなアレルギーを起こしやすい体質に変わっていくのです。


また、子供のころから不規則な食事時間や、栄養のかたよった食事、インスタント食品やスナック類、保存食、加工食品などの食品添加物を多く含んだ食品を摂り続けていることも、アレルギーを起こしやすい体質への変化の原因としてあげられています。


年配の方に花粉症の人が少ないのは、スギ花粉の飛散量が少なかった事もありますが、食生活や住環境がアレルギー体質になりにくいものであったことも否定できません。


食生活を改善することで、アレルギー症状(花粉症)を完全に防ぐというのは難しいことかもしれませんが、少しでも花粉症を予防・軽減するためにも、食生活を見直すことはとても大切なことなのです。


しかし現代人が昔のような食生活を送るのは難しいのも事実です。


ですので、いま、自分ができることから始めましょう。そこで花粉症予防・対策に効果的な食生活をまとめてみました。神経質になりすぎるのもよくありません。ストレスから花粉症が悪化することもあるのですから。


 花粉症予防・対策に効果的な食生活



いろいろな食べ物をバランスよく

食事は規則正しく

旬のもの、特に旬野菜で食物繊維をたくさん摂る(温野菜で摂ると、量もたくさん食べれます)

肉、卵、乳製品などは、摂りすぎるとアレルギー体質になりやすいといわれています

甘い物、冷たい物の摂りすぎに注意野菜中心のバランス良い食生活が花粉症予防には大切です

辛い食べ物、アルコールなどの刺激物は控える

インスタント食品や加工食品などの食品添加物の多く含まれるものは控える

身体を温めてくれる食材を食べる

主食は米にし、パンや麺類は控える

間食をしない、もしするときは果物などを少量

アルコールは控え、飲む場合もビールは控え日本酒かワインを少量

油は紅花油、綿実油、コーン油、大豆油、ひまわり油などのリノール酸が多い油は避け、オリーブ油を使用する(エキストラバージンオイル)

サラダなどにマヨネーズは避け、ノンオイルドレッシングを少量

肉中心の食生活から魚中心の食生活に

難しいですが食材は出来るだけ国内産のものを選ぶ

砂糖は白砂糖より黒砂糖を使用する

普段の水分補給はジュースなどを避け、お茶系、ミネラルウォーターを

キノコ類、お茶、魚介類、ニンニク、タマネギを積極的に摂る

少食を心がける


高タンパク・高カロリーのいわゆる欧米型の食生活から昔ながらのバランスのよい日本型の食生活に変える、朝食を抜かない、決まった時間に食事を摂る、外食を控え、毎日同じ物ばかりを食べないなどすることで、本来、体に備わっている機能が正常に働きはじめるようになります。


そして体力や免疫力をつける食生活を心がけ、アレルギーになりにくい体質づくりを目指しましょう(繰り返しますが神経質になりすぎず、ストレスをためないことも大切ですよ)。


花粉症に良いといわれている食べ物でも、食物アレルギーを誘発する方もいますので、掛かりつけの医師の相談のもと摂るようにすることをおすすめします。




花粉症と食べ物・料理・食事の関係


花粉症と食べ物の関係
花粉症と食べ物・料理・食事は密接に関係があるといわれています。


しかしこのことは科学的に証明されたわけではなく、まだまだこれからの研究が待たれるところです。


それでもさまざまなメディアなどで、花粉症に効く食べ物・料理・食事法などが紹介されています。


これは根拠がないことなのでしょうか?そうともいえないようです。中国では昔から医食同源という言葉があるように、食べ物と病気には密接な関係があるからです。


まず、花粉症対策には栄養バランスを整えることが大切です。


偏った栄養・食事では、代謝が上手く行われず、白血球の活動にも支障が出ます(白血球は生体防御に関する血液細胞のことで、免疫機能の中心的な存在です)。


また戦後、食品添加物などが増え、肉食を中心とした欧米的な食生活なども花粉症患者の増加原因ではないのかといわれています。




花粉症に効く食べ物・料理・食事


旬の野菜を積極的に摂りましょう!
花粉症に効く食べ物といわれているものの多くに共通する成分がポリフェノールです。


ポリフェノールとは、ほとんどの植物に含まれている、光合成によってできた色素や苦味の成分のことで、約5000種類以上もあると言われています。


またポリフェノールは種類ごとにそれぞれの効用をもっていますが、共通しているのは強い抗酸化作用があることです。


 ポリフェノールの効果と種類



ポリフェノールの主な効用としては、老化やさまざまな健康を害する原因といわれている活性酸素を除去する働きがあります。


有名なポリフェノールといえば・・・


赤ワイン⇒プロアントシアジニン

お茶⇒カテキン

大豆⇒大豆イソフラボン

そば⇒ルチン

赤色色素⇒アントシアニン

コーヒー⇒クロロゲン酸

たまねぎ⇒ケルセチン


などが有名です。


近年ポリフェノールは5大栄養素、炭水化物・脂肪・たんぱく質・ビタミン・ミネラル、さらに食物繊維に次ぐ、7番目の栄養素としてとても注目を集めている成分なのです。


花粉症の症状をできるだけ軽くするためには、免疫力を高めるビタミン・ミネラル類や、ポリフェノールを多く含む野菜などをしっかり食べると効果的です。


また甘いものや動物性タンパク質(高タンパク質)、脂肪をとり過ぎないようにバランスのとれた食生活をすることが大切です。


花粉症対策のカギ・ポリフェノール毎日規則正しい食事、日本の昔ながらの和食中心で野菜をたくさん摂る食生活がいかに健康に良いかが分かりますね。


またストレスをためないようにすることも大切ですので、あまり神経質になることはかえって逆効果です。自分にできることから始めてみてはいかがですか。


 花粉症に効くといわれている食べ物(飲み物)



シソ(しそ)
甜茶
魚介類(青魚)
ヨーグルト
黄紀
レンコン
ハーブ
ルイボスティー
ハトムギ
トマト
べにふうき
緑茶
シジュウム
凍頂烏龍茶(凍頂ウーロン茶)
・長ネギ
・ショウガ
・ゴボウ
・大根
・ニンジン
・ホウレンソウ
・カブ
・サツマイモ
・ヤマイモ
・ジャガイモ
・ギンナン
・ゲンマイ
・梅
・プルーン
・イチジク
・マトン
・シャケ
・フグ
・赤ワイン


など。


また玉ねぎの「ケルセチン」、ウコンに含まれる「クルクミン」なども近年注目を集めていますが、これらの共通点もポリフェノールなのです。




よくない(悪い)食事・料理・食べ物


欧米型の食事は要注意!
花粉症に効くといわれている食事や料理を知る前に、まずは敵(花粉症によくないといわれている食事・料理)を知ることも大切です。


花粉症は、鼻や喉などの粘膜の分泌や涙の分泌が盛んになったときに起こる症状ですが、この粘膜ではヒスタミン※1)のもととなるアミノ酸だけでなく、脂肪酸(※2)からできる物質も炎症に係わっていることがわかっています。


それはプロスタグランジン(※3)という成分で、リノール酸(必須脂肪酸)などの脂肪酸から合成されています。ですので、リノール酸を多く含む植物性油の摂取を控えるとともに、DHAの豊富な青魚などを食べることによってプロスタグランジンの生成を抑えることが期待できます。


そこで花粉症を悪化させない、また予防するためには、加工食品・インスタント食品などの食品添加物を多く含む食べ物を避け、高タンパク・高脂肪な欧米型の食生活を見直すことが大切です。また辛いものやアルコールなどの刺激物は控えましょう。


さらに水分補給は健康には大切なのですが、花粉症患者が体内に余分な水分がたまってしまうとよくありませんので、果物やジュースなどの水分を摂りすぎる人は注意して下さいね。


 花粉症によくないといわれている食事・料理



油物が多い(カレー・グラタン・てんぷら・揚げ物全般)。

外食が多い(好きなものばかりの食生活は×バランスが大切)たんぱく質の摂りすぎはよくありません!

洋食(イタリアンなど)が多い。

パン中心の食事が多い。

甘いものが大好き(口に入って甘いと感じるものは全て含まれます)。

卵類を沢山食べている、又は大好き(卵を1日1個から2個以上食べる方は注意)。

おもちやせんべいなどの米菓をよく食べる。

野菜を毎食、赤白緑と食べていない。

タンパク質を食べていない。

おかずが多く、高タンパク過ぎる食生活。


 花粉症に良い食生活



炭水化物はご飯のみ(パンなどは1週間に1度までとし、菓子パンなどは避ける)。

タンパク質は、肉魚大豆を1食50グラムまで。

甘いものは1週間に1度まで。

外食・油物は1週間1度まで。

野菜を毎食、赤白緑全色取り入れ沢山食べる(温野菜と生野菜をバランスよく取り入れる)。

揚げ物は避ける。

サラダなどにはマヨネーズは控え、ノンオイルドレッシングで。

卵は3日に1度又は1週間に1度まで。

もち米類は1週間に1度まで、たくさん食べない。

パン類はできるだけ控える!
こうしてみてみると、欧米型の食生活を改善し、昔ながらの和食が理想的であることが分かりますね。


しかし現代人からみればこれは、かなり難しい食生活かもしれません。


また食事によってストレスがたまっては意味がありませんので、あまり神経質にならず、できることから始めましょう。


※1)ヒスタミンとは、免疫系に関係する信号伝達物質で、アレルゲン(花粉等)が体内に侵入すると、細胞から免疫系に働きかけ放出される微小分子です。アレルギー反応は、ヒスタミンが過剰に放出された状態で起こる症状です。


※2)脂肪酸は食品中に含まれる脂質の主な成分です。脂肪酸は、その構造によって、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸に分けられ、体に必要な様々な働きをするこれら3種の脂肪酸をバランス良くとることが健康の維持・増進に大切です。


※3)プロスタグランジンとは 必須脂肪酸であるリノール酸とリノレン酸から、体内で起こる炎症、痛み、腫れの調整などと関係している重要な物質で 通常アレルギー反応に限らず カゼなどの炎症を伴う症状などを引き起こします。現在の医学界では根本的に症状を治すことができない場合、このプロスタグランジンを抑えることでとりあえず症状を軽くするという方法がとられています。




2006年02月02日

じゃばら


花粉症対策に近年もっとも注目を集めているといってもよい『じゃばら』。


じゃばらはインターネットなどから話題とはなっていましたが、テレビで花粉症対策に効果的と紹介されるや、一気にブレイクし、生産地が限られているため、中々手に入らない事がより、人気に拍車をかけているようです。


 じゃばらは花粉症に効果的?



じゃばらとは、日本で唯一の飛び地の村でもある和歌山県東牟婁郡北山村で生産する、柚子(ゆず)でもなくカボスでもなく、「邪(気)をはらう」ところからこの名前がつけられた、北山村では昔から正月料理にかかせない、「幻の果実」と呼ばれている縁起のよい果実(柑橘)です。


じゃばらは、毎年11月後半から収穫され、ユズよりも果汁が豊富で、ユズやスダチとは違った風味があり、まろやかさが特徴です。


じゃばらには疲労回復に役立つビタミンや、風邪や花粉症に効果があるといわれているカロチンも含まれ、花粉症予防・対策に、いま最も注目を集めている果実なのです。


唯一の生産所・和歌山県北山村でもわずか8軒の農家しか収穫しておらず、生産量も少ないことから、いまでは手に入れる事がとても難しい果実(柑橘)・じゃばら。


じゃばらのの分析結果を見ると果皮のほうが果汁の6倍ものフラボノイドが含まれています。


じゃばらは花粉症に効果があるといわれ、平成13年3月(北山村販売センター実施)、14年2月(北山村販売センター実施)に行ったモニター調査では約半数の方が花粉症に効果があったと回答しました。


また、平成15年9月には和歌山県工業技術センターより、じゃばらの成分ついて学会発表が行われ、豊かな自然が育てた、個性的で不思議な果実「じゃばら」がアレルギーの原因となる、脱顆粒現象の抑制を期待できることが発表されました。




凍頂烏龍茶(凍頂ウーロン茶)


凍頂烏龍茶(凍頂ウーロン茶)は花粉症に効くといわれています
凍頂烏龍茶(凍頂ウーロン茶)とは、台湾中部・南投県にある鹿谷郷凍頂山(標高800m付近)一帯で収穫されている烏龍茶で、花のような香りと芳醇な味で、台湾では「烏龍茶と言えば凍頂烏龍茶」という程、台湾高級烏龍茶の中でも最も人気の高い品種のひとつで、深い緑のつやがある茶葉が上質で、品質が高く、台湾の烏龍茶を世界的に有名にしました。


凍頂烏龍茶の起源はおよそ150年以上前、鹿谷郷初郷村に住む学生が、科挙を受けるため福健省に渡り、帰郷時に武夷山から持ち帰った烏龍茶の茶苗を凍頂山に植えたことが始まりといわれています。


また凍頂烏龍茶は他の烏龍茶より発酵度が低いため、抽出されるお茶の色は薄い金色で、花の香りと優雅な味が特徴です。


凍頂烏龍茶葉の名は、産地が標高の高い山頂で霧が深く、冬になると凍ることから名付けられたといい、茶杯に注ぐとすがすがしい華やかな香りが立ち上り、のどを滑り落ちていったあと甘い余韻が続く、緑茶に近いまろやかな風味と爽やかな香りが特徴の烏龍茶です。


凍頂鳥龍茶のもうひとつ特長はその独特の形です。


それは時間と手間をかけ、何度も何度も揉まれた結果からくるもので、固く丸い形をしてよじれています。


丸くなるのは茶葉をきざむという工程が無く、葉をそのまま揉み丸めるためで、その証拠に湯に戻すと1枚の葉をかたどります。これは“凍頂鳥龍茶”である、という証拠のようなもので、丸い形をしていないものは凍頂鳥龍茶とは呼ばれていません。


 凍頂烏龍茶は花粉症に効果的?



凍頂烏龍茶がこれほど人気になったのはさまざまなメディアで凍頂烏龍茶に含まれる成分メチル化カテキンに強力なアレルギー抑制作用があり、即効性があり、花粉症の症状改善に効果的だと特集したためです。それ以来、花粉症の季節になると売り上げが急激に伸びているようです。


凍頂烏龍茶に含まれるメチル化カテキンは、粘膜の中にある細胞に吸収され働き、鼻水やくしゃみの原因となるヒスタミンを発生させるIgE抗体自体を抑制し、花粉症等のアレルギー症状を抑える効果が期待できます。


日本人に馴染み深い日本茶や、鉄観音にはメチル化カテキンは含まれておらず、これらの効能以外にもまろやかな風味と爽やかな香りが愛飲されている理由のようです。




シジュウム


シジュウムは花粉症などのアレルギーに対する有効性が報告されています
アトピーや花粉症などのアレルギーに対する有効性が報告されているシジュウム。


シジュウムは南米原産(ペルー・ブラジル・メキシコ・アジアなどの熱帯各地で広く栽培されています)のフトモモ科シジュウム属の果樹で、シジュウムの葉から抽出したエキスに、アレルギー症状を引き起こす原因となるヒスタミンの抑制作用が認められ、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、花粉症に効果があることが分かってきました。


最近では日本国内でも大学や病院、研究機関に認められ、多方面で注目、研究されている植物なのです。


シジュウムの葉には、


・制菌
・収斂
・止瀉
・緩下
・消炎
・止血
・ヒスタミンの遊離を抑制
・アレルギー症状を抑制


などの作用が認められ、古くから南米のインディオたちに“聖なる木”と、長い間切り傷や皮膚病などの民間薬として親しまれてきた植物です。


 シジュウムの効果と種類



シジュウムはいわゆるグアバの系統でよく混同されますが、グアバにもイエローグアバ、ストロベリーグアバなど、その種類は200種以上に分類され、シジュウムと同じ効果があることは確認されていません。


花粉症や、アトピーなどの症状を引き起こすIgE抗体を作り出しているのはTh2細胞です。様々な要因からこのTh2細胞の働きが強くなると、アレルギー症状を引き起こします。


このTh2細胞の働きを抑えているのが、Th1細胞と呼ばれる細胞なのです。シジュウムに含まれるセスキテルペンという物質には、この2種類のTh細胞のバランスを正常に保つ効果があります。


つまりシジュウムを摂取するとIgE抗体が作られにくくなり、アレルギー症状を抑える効果が期待できるのです。


またシジュウムに含まれるタンニン類は、くしゃみや目の痒みなどの症状を引き起こす炎症物質、ヒスタミンの放出を抑え、その効力は同様の抑制作用を持つアロエエキスの約100倍にもなり、アレルギー症状に対しては即効性が認められています。


さらに、血糖低下、抗酸化、血管透過性の抑制作用があるので、高血圧、糖尿病などにも効果がありますが、こちらの効果はグァバの方が高いようです。


2003年9月、カナダのバンクーバーで行われた世界アレルギー学会でも、花粉症に対するシジュウムの点鼻剤の有効性が発表されました。


 シジュウムの成分



シジュウムの葉の部分にインスリン様成分、タンニン、ビタミンB群などが含まれています。


 シジュウムが効果的な症状



アトピーの症状を引き起こす「IgE抗体」の体内での合成を妨げます。

セスキテルペンやタンニン類が花粉症に即効性を発揮します。

血管透過性の抑制作用があるので、高血圧、糖尿病などに効果があります。

血糖低下、抗酸化、血管透過性の抑制作用があります。