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ブタクサの症状・飛散時期


ブタクサ花粉症


ブタクサ(ぶたくさ・ぶた草)はキク科・ブタクサ属の1年草で、アメリカでは5~15%の人が悩まされているといわれている最も重要な花粉症の原因植物です。


 ブタクサの特徴と飛散時期



ブタクサ(ぶたくさ・ぶた草)はキク科の中ではヨモギと同じ風媒花で、主にブタクサ、オオブタクサの花粉が原因となります。抗原性はきわめて強く、1961年に日本で最初の花粉症として報告された、北アメリカ原産の帰化植物です。


ブタクサは雌雄同株、背の高い分枝した雑草で(茎の高さは30~150cm)、乾燥した野原や牧場、道端、荒れ地、畑の周辺などに生育し、野原ではあまり目立たないようにして咲いています。


ブタクサ花粉の飛散時期は8~10月(東北以北では8~9月、九州では9~10月)で、英名の「hog weed」を直訳しブタクサと呼ばれている、かわいそうな名前の植物なのです( ´△`)


ブタクサ花粉症は本州・四国・九州では、スギ花粉症、イネ花粉症についで多くみられていますが、最近は土地開発や空き地の激減で、ブタクサ花粉の飛散数は減少傾向にあり、発症率も低くなってきました。


しかし、ブタクサ花粉症の人は、メロン、スイカ、カンタローブ、ズッキーニ、キュウリ、バナナなどを食べると、口のまわりやのどがかゆくなったり、目が腫れるなどの果物過敏症(食物アレルギー症状・口腔アレルギー症候群)を併せ持つ人が多いことが問題です。


近年、ブタクサハムシという甲虫が北アメリカから帰化してブタクサを食い荒らしており、関東近辺ではめっきり数を減らしていますので、ブタクサ花粉症の方にとっては朗報かもしれません。


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