口呼吸
花粉症の増加原因に限らず、健康に深い関わりをもっているといわれている“口呼吸”(口呼吸はさまざまな病気の原因といわれています)。人間は口と鼻で呼吸をしますが、この口呼吸がさまざまな病気の原因となっている可能性が近年指摘され注目を集めています。
私たちが吸い込む空気にはさまざまな病原菌が含まれていますが、鼻から吸引した場合、病原菌の多くは鼻の粘膜に吸着され処理されます。しかし口から吸い込んだ空気は、そのままのどまで行ってしまいます。するとのどの粘膜が、さまざまな病原菌に犯され、こうした病原菌が白血球の中に入り込み、全身に運ばれてしまうのです。
また鼻呼吸の場合は、冷たくて乾いた空気でも、鼻腔で暖められ、適度に湿度を含んだ状態でのどから肺まで到達します。一方口呼吸の場合は、色々な雑菌を含んだ空気がのどを直撃し、のどを乾燥させ、リンパ組織に損傷を与えてしまい、白血球の働きを悪くしてしまうのです。
白血球には身体に入ってきた異物を消化して無害にする役割があるのですが、口呼吸によって白血球の働きが弱くなると、異物の処理を行えず、免疫力が低下し、結果、さまざまな病気を引き起こしてしまうのです。そのうちの1つが“アレルギー疾患”なのです。
日本人の約半数、また小学生以下の子供は約8割が、鼻呼吸ではなく口呼吸をしているというから驚きです(3〜4歳まではおしゃぶりをくわえさせることで、鼻呼吸を定着させることができるようです)。
口呼吸は、風邪などにもかかりやすく、口臭、歯周病、虫歯にもなりやすくなります。また、唇の筋肉が弱くなってしまい、口が開きやすくなりますから寝ている間のいいびき、歯ぎしりの原因となり、顔もたるみやすくなり美容にも悪影響を与えます。このように口呼吸の弊害はさまざまです。
またタレントの生島ヒロシさんは、口呼吸を鼻呼吸に改善した事で花粉症が治まってきたという経験を本にしていますが、口呼吸をしていたという自覚はなかったようです。このように口呼吸していると自覚している人は少ないようなので、以下をチェックしてみてください。
・朝起きるとのどがヒリヒリする
・唇がいつも乾いている
・食べる時にクチャクチャ音を立てる
・気付けば口が半開きになっている
・いびきや歯ぎしりをする
・横向きやうつぶせになって寝ている
・上下の唇で厚さに著しい差がある
・口の端がいつも下がっている
・歯のかみ合わせが悪く、片方でかむくせがある
・歯並びが悪く、歯間にすき間が多い
1つでもあてはまれば口呼吸をしている可能性がありますので注意しましょう。
☆ 口呼吸から鼻呼吸への改善方法・食事のときは片方でかむのではなく、両方の歯でかむくせをつける
・いつもかまない方の歯でガムをかむ週間をつける
・睡眠中にマスクを口だけに当てたり、ばんそうこうを貼り、鼻呼吸を促す
・子供はもちろん、大人でもおしゃぶりを口にする(冗談ではありませんよ)
・鼻孔や鼻腔を広げる市販の器具を使う
鼻呼吸はお金も時間もかからない手軽な健康法で、花粉症対策のみならず、さまざまな症状を改善してくれる可能性がありますので是非マスターしましょう!
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