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寄生虫


花粉症患者増加の原因といわれている寄生虫の減少
花粉症の原因?と噂の寄生虫


もちろん寄生虫が花粉症の直接の原因ではなく、現代人の体内から寄生虫が減少したことが花粉症の患者数増加に関わっているといわれているのです。


事実、日本で寄生虫が減少してきた時期と、花粉症患者が増えはじめた時期は一致しています。


 花粉症と寄生虫の関係



外部から侵入してきた抗原(アレルゲン)に対し、人体はIgE抗体と呼ばれる抗体を作って反応します。このIgE抗体は本来、ぎょう虫や回虫などの寄生虫が寄生したときに産生され、これらを排除するために働くものでした。


しかし1980年代以降の日本では衛生環境が改善され、寄生虫感染症が減少しました。これにより攻撃する相手を失ったIgE抗体が、その攻撃の向かう先が花粉などになったという説が出てきたのです。


また現代の“清潔志向”も花粉症の増加原因ではといわれています。


清潔志向が行き過ぎて、寄生虫に限らずこれまで人間を守ってくれた大事な菌までを排除してしまったために、花粉やダニなどと戦えない体になってしまったということです。


身近な菌としてはヨーグルト、納豆などを食べることによって増やすことができる腸内細菌などです。ヨーグルトや納豆が花粉症に効くといわれているのも、ここからきているのかもしれません。


ちなみに花粉症の症状が出ている猿と出ていない猿を調べてみると、寄生虫に感染している猿は花粉症にならず、寄生虫のいない猿は花粉症の症状が出ているという興味深いデータもあります。


「花粉症が急増した原因は寄生虫の減少にある」と、ドイツのある研究家は結論づけていますが、 「アレルギーは寄生虫感染によってさらに悪化する」という研究結果もあり、寄生虫とアレルギーの関係はまだまだ仮設の段階で、今後の研究が待たれるところです。




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