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青魚(あじ・さば・いわし・鯛)


青魚に含まれるDHAやEPAが花粉症に効果的といわれています
花粉症に効く食べ物として、サバ、アジ、いわし、鯛などの青魚が上げられます。


魚に多く含まれるEPA(※1)やDHA(※2)は、免疫の働きを正常にしてアレルギー症状を抑えてくれるのです。


 青魚が花粉症予防に効果的?



ヒスタミンと同様にアレルギー症状を引き起こす物質にロイコトリエンがあります。


ロイコトリエンは体内(細胞膜)の脂質(脂肪酸)が変化してできる物質で、魚介類に多く含まれるEPAやDHAなどの脂肪酸を多く摂取すると、ロイコトリエンの原料となる細胞膜の脂肪酸(アラキドン酸など)がEPAやDHAに置き換わり、ロイコトリエンなどができにくくなるといわれています。


以上をまとめると、寿司や刺身は花粉症に良い食事・料理といえるかもしれません。


また寿司や刺身を食べるとき、いっしょに食べるワサビには鼻づまりを一時的に改善する効果がありますので、積極的に食べると良いかもしえません。


白身魚に多い良質のタンパク質にも免疫機能を清浄に保つはたらきがありますが、魚介類はアレルギー反応を誘発する可能性が高いので注意が必要です。


 EPAとは?



※1EPAとは、エイコサペンタエン酸の略で、DHA同様、青魚などの魚介類に多く含まれる多価不飽和脂肪酸の一種です。


EPAは体内でつくることができない必須脂肪酸ですので、食品やサプリメントから摂らなければならない栄養素で、魚やアザラシを多く食べるイヌイットは高脂肪食なのに血液に関わる疾患が少ないことから判明した成分としても有名です。


EPAには血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールの減少、善玉コレステロールを増やす、血管の弾力性の保持、血栓を出来にくくする、脂肪を減らす働きなどのほかに、動脈硬化や心筋梗塞、脳血栓などの成人病を予防する効果も期待でき、特に青背魚に多く含まれています。


EPAは日本人に馴染み深い青魚に多く含まれ、サバ、さんま、すじこ、ハマチ、イワシなどに多く含まれています。


 DHAとは?



※2DHAとは、“ドコサ・ヘキサエノイック・アシッド(ドコサヘキサエン酸)”の略で、その頭文字をとってDHAと呼ばれています。


DHAはオメガ3系脂肪酸の仲間で、不飽和脂肪酸に属する良質な脂質の一種です。


DHAは健康を維持するための必須栄養素ですが、体内で合成できないため、食品やサプリメントから必要量を摂らなければなりません。


花粉症に限らず、健康のためにも魚を食べましょう!DHAには、悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やす働きにすぐれているほか、脳の活性化、神経組織の発育を促進したり、情報伝達を良くする働きを持つのが大きな特徴です。


その他、血液サラサラ効果、細胞膜の柔軟性向上、動脈硬化の予防、視細胞や血管壁も柔軟性が増え、新陳代謝がよくなる効果も期待できます。


DHAは卵やレバーなど魚以外にも含まれていますが、サバ、いわし、さんまなどの青魚、マグロ・ブリなどの魚に断然多く含まれていることで有名になりました。


DHAとEPAは互いに補いながら働いていますが、血液の流動性を高める作用はEPAの方が高いといわれています。




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