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ヨーグルト


春先になると売り上げが伸びるヨーグルト
あるテレビ番組から花粉症に効くと話題になったヨーグルト


ヨーグルトは花粉症の季節になるとさまざまなメディアで紹介され、スーパーやコンビニでも売り上げが上がるなど、花粉症に効く食べ物としてとても有名となりました。


ヨーグルトは牛乳に乳酸菌(ビフィズス菌・ブルガリア菌・アシドフィルス菌・サーモフィルス菌・ヤクルト菌など)を入れて発酵させた乳製品で、6千年前のエジプトで飲み残した乳に偶然菌が入り込み、それを発見した古代人が飲んだことが始まりといわれています。


 ヨーグルトは花粉症に効果的?



ヨーグルトの原料でもある牛乳は完全栄養食品といわれていますが、ヨーグルトは牛乳に乳酸菌の効果がプラスされ、タンパク質やカルシウムの消化吸収もヨーグルトの方が優れています。


ヨーグルトを食べ続ける事で腸内の有害物質を排泄し、腸内ビフィズス菌が増殖し(整腸作用)、身体の免疫力アップなど、乳酸菌には素晴らしいパワーがあります。


ヨーグルトにはこの素晴らしい乳酸菌が含まれていますので、摂取することで善玉菌を増やし、腸の粘膜に開いた穴をしっかり修復、卵類や肉などに多い異種タンパク質を侵入しにくくし、腸・鼻の粘膜で活性し過ぎたTh2()が抑えられ、腸内を健康に保ってくれます。


近年、この腸内細菌のバランスを整える力が花粉症の原因であるIgE抗体を押さえ、結果、花粉症(アレルギー)対策にも効果があると話題になっているのです。


しかし一口に乳酸菌といってもその種類は100種類以上あり、また日本では現在、約750種類以上にも及ぶヨーグルトがあるといわれています。


その中でも、KW乳酸菌・L-92乳酸菌入りのヨーグルト(乳酸菌)が花粉症に効くといわれており、これらの乳酸菌を含むサプリメントなども人気のようです。


このように花粉症予防に効果的といわれているヨーグルトですが、毎日食べなければ効果は表れないようです。


しかも1日200gを目安にヨーグルトを食べる必要があり、経済的にも負担がかかるかもしれません。


しかしいまでは牛乳パックごと入れるヨーグルトメーカーなどを使えば、自家製のヨーグルトを簡単に作ることができますので、毎日ヨーグルトを買い続けるより安上がりになるかもしれませんね。


Th2とは、鼻をはじめ人間の身体のあらゆる粘膜で異物の侵入を防ぐ免疫細胞のひとつです。体内のどこかの粘膜に異物が侵入したと感知すればすぐにIgE抗体を配置して身体を守ってくれる、健康には欠かせない細胞ですが、現代人は肉、卵、魚などのたんぱく質の摂り過ぎ、または吸収されやすい(異物と判断されない)アミノ酸まで分解できないため、Th2が活性化し過ぎているため必要以上にIgE抗体を増やしているといわれています。




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