メイン | 2006年02月 »

2006年01月24日

生活習慣改善で花粉症予防


花粉症に限らず食生活を見直すことは大切です
花粉症はなってからの治療がとても難しく、1度花粉症になってしまえば毎年原因植物の花粉が飛散する時期に症状が出る、とてもやっかいな病気です。


ですので、いま花粉症ではない人も毎年吸い込んでいる花粉が原因でいつ花粉症の症状が出るか分かりません。


そこで花粉症にならないためには、花粉を体内に入れない、つまり花粉(アレルゲン)を除去・回避することが花粉症予防の基本なのです。


花粉症の原因はもちろん原因植物である花粉(アレルゲン)です。


この花粉(アレルゲン)さえ吸い込まなければ花粉症になる事はありません。


しかしこの花粉(アレルゲン)を吸い込んでも花粉症になる人とならない人に分かれます。これは産まれながらの体質や食生活、生活環境の違いが大きい事が分かっています。


ですので、すでに花粉症の人は少しでも花粉症の症状を軽減するために、まだ花粉症でない人は今後もならないためには食生活や、生活習慣を見直してみましょう。


 バランスの良い食生活



花粉症に限らず、栄養の偏った食生活はよくありません。


花粉症に効く食べ物・料理でも詳しく説明していますが、何事もバランスが大切です。花粉症に効く食べ物・料理を参考に食生活を見直してみてください。


 規則正しい生活習慣



近年急激に花粉症患者が増加したのは、戦後植林したスギの花粉が飛散し始めたためです。


しかしそれだけとも言い切れません。欧米化した食生活、不規則な生活(寝不足・夜型生活)も花粉症患者が増加した大きな原因なのです。現代人には難しいかもしれませんが、規則正しい生活をおくるように心がけましょう。


 疲れ・ストレスをためない生活



ストレスをためない生活を心がけましょう!疲れがたまると副交感神経の緊張が高まり、交感神経が抑えられ、肥満細胞からヒスタミンが放出されやすくなり、症状が出やすくなります。


毎日のリズム感ある生活、ストレス、疲労をためない、たまってもすぐに発散する、バランスの良い生活はとても大切なのです。


花粉症を予防するためには、健康的な生活をおくる!これが大切なんですね。もちろんこれは現代人にとって、もっとも難しい事かもしれませんが。。




花粉症対策の基本


花粉症対策の基本は吸わない・浴びない・持ち込まない
花粉症対策の最大のポイントは、“吸わない・浴びない・持ち込まない”です。


アレルゲンである花粉との接触を避けることが最大の対策なのです。


花粉との接触を避ければ花粉症の症状は現れません。現代ではこれはなかなか難しいですが、できるだけ花粉との接触を避ける日常生活での注意点をまとめました。


 外出時の注意点



まず、花粉の飛散量が多くなると予想される日の外出を避けることが一番の対策です。


花粉症を吹き飛ばしましょう!花粉飛散の要注意日は、晴れまたは曇りで気温が高く、湿度が低い、強い南風が吹き、その後北風に変化したとき、さらに雨の日の翌日は要注意です。


しかしこれは難しいというより、無理ですよね?


今日は風が強いので会社を休みます、学校を休みますとはいえませんもんね。


ですので、外出時にはマスク、帽子、めがねカバーやゴーグルなどを着用することは大切です。


また花粉が付着しにくいナイロン・ポリエステル製の衣類や、目の粗くない生地のコートなどを着るように心がけましょう。


さらに外出するときの衣類に静電気防止スプレーを吹きかけたり、帰宅した時は市販されている花粉防止スプレーを利用するのも効果的かもしれません。


室内の花粉の80%以上は衣類から持ち込まれたものといわれています。


ですので帰宅時には衣類についた花粉を払ってから家の中に入ることがとても大切です。


衣類を手だけで払うのではなく、ブラシなどで払う。また見落としがちですが、足元、背中がもっとも花粉が付着しているというデータもありますので、面倒ですが忘れずに払ってから室内に入りましょうね。


また帰宅後は洗顔、うがい、入浴(シャワー)を浴びるなどし、衣類を着替える事も大切です。


 室内での注意点



花粉は目に見えない大きさの小さな粒子で、屋外のいたるところで空気に混じって飛散しているため、人間が生活している以上、室内に入り込んでくる花粉を100%防ぐ事は無理です。ですので、室内に進入した花粉は素早く除去することが大切です。


室内に進入した花粉は長時間室内の空気中に浮遊し続け、いずれは床面などに落ちるので、掃除をまめに行なうようにしましょう。


最近では室内の浮遊している花粉を吸い取ってくれる空気清浄機やエアコン、床面に付着した花粉を吸い取る掃除機なども花粉が飛散する時期にはよく売れています。


通年性の鼻アレルギー患者ではこのような空気清浄機などの使用でアレルギーが改善されたとの報告もありますので、利用するのも1つの手かもしれません。


100%室内に入り込んでくる花粉を防ぐ事は無理でも、少しでも進入する花粉を抑えることはできます。


窓や戸をしっかり閉めたり、花粉が飛散する時期は洗濯物の外干しは避ける、外で干した布団や洗濯物は取り込む前にはよく払いましょう。


しかし布団などはパンパン叩くのは逆効果です。ブラシなどでやさしく払うようにしましょう。小さなことのようですが、これだけで花粉の進入をかなり防げると思いますよ。


またどうしても窓を開けなければならないときはレースのカーテンがおすすめです。レースのカーテンの静電気により、花粉の進入ををかなり防いでくれます。もちろんカーテンに付着した花粉は掃除機で吸い取りましょうね。


室内で見落としがちな花粉が付着している場所にテレビがありますので、こまめに掃除しましょう。

昔ながらの日本食に見直しましょう!
その他、原因植物自体を排除することも対策の1つです。


自宅や近所に生えた植物が花粉症の原因植物でないか1度調べてみてください。


しかしスギやヒノキなどのように植林、また自生している範囲が広い植物の排除は難しいのが現状ですが(地方の自治体などで河川等も除草している地域もあるので1度相談してみてはいかがですか)。


また即効性もなく、現代人にとってはとても難しいかもしれませんが、食生活、不規則な生活の改善、ストレスをためない事も大切ですよ。


最近では花粉の飛散しない地域に非難する方も増えてきているようです。


日本人がもっとも悩まされているスギ花粉が飛散しない沖縄などに非難するのも有効です。また花粉症対策マンションなども建設されるなどしていますが、これらは一部の人にしかできない、贅沢な花粉症対策かもしれませんね。




2006年01月16日

べにふうき


花粉症対策に今もっとも注目を集めているべにふうき
花粉症に効くといわれている緑茶。その中でも特に“べにふうき(紅富貴)”という品種の緑茶が花粉症予防に効果的と、さまざまなメディアで取り上げられ話題となりました。


またべにふうきを栽培する茶園がまだまだ少なく、緑茶としての生産量が少ないため入手が困難と、これらのことが余計人気に拍車をかけているようです。


 べにふうきの効果



べにふうきの特徴としては、一般の緑茶よりも渋みが強く、香りはダージリンに少し似ています。


そしてべにふうきが花粉症予防に効果的といわれている最大の理由は“メチル化カテキン”がもつ抗アレルギー作用です。


べにふうきは、農林水産省・茶業試験場(現:野菜茶業研究所)が1993年に育成したお茶の品種で、もともとは“べにほまれ”と“ダージリン”を交配して作られた紅茶用の品種でした。


しかしべにふうきはカテキン含有量が多いのですが、抗アレルギー効果を持つメチル化カテキンは、紅茶にしてしまうと消失してしまうので、緑茶に製造しないと効果がなかったのです。


またべにふうきがもつメチル化カテキンは、アレルギーの原因となる花粉等のアレルゲンの種類を選ばないという点でも注目を集めています。


まだその効果は試した方が少ないのでなんともいえませんが、大手飲料メーカーでも数量限定でべにふうき緑茶を販売するなど、べにふうきブーム到来の予感がします。


しかしまだまだ手軽に買えるとはいえないのが現状です。早くべにふうきの生産量が増え、いつでもどこでも手に入る時代が来る事を願いたいものですね。




緑茶


緑茶に含まれるカテキンが花粉症には有効です
花粉症予防に効果があるといわれている緑茶。


緑茶などに含まれているポリフェノールの一種カテキン類やカフェインなどの有効成分にはアレルギー症状を引き起こす原因物質“ヒスタミン”が過剰になると、それを調整する“肥満細胞”の働きそのものを抑える作用があるといわれています。


 カテキンは花粉症に効果的?



カテキンの大きな特長は吸収が早い事、また皮膚や粘膜を保護する働きや、殺菌・消臭作用も期待できますので、緑茶は日本人にとってとても身近な健康飲料です。


緑茶の効果を引き出すためには、1日10杯(約2リットル)以上のお茶が必要といわれていますが、これはなかなか難しい事なので、無理せず、普段の水分補給を緑茶にすること、また一気に大量の緑茶を飲むよりも、こまめな補給が理想的です。


花粉症の治療によく使用されている抗ヒスタミン薬などは、眠くなるなどの副作用がありますが、緑茶には副作用がありませんので安心して飲むことができます。


しかし1度に大量に飲むとカフェイン中毒になることもありますので注意しましょう(カフェインの中毒症状は一過性で通常半日以内で回復します)。


また緑茶は飲むだけでなく天ぷらの衣に茶葉をいれたり、抹茶を料理に使うなどしても緑茶の有効成分を摂取できますので、色々工夫をしてみましょう。


花粉症を予防するためには花粉症の症状がでてから飲み始めるのではなく、普段から飲むことが大切です。


いずれにしても緑茶は薬とは違いますので、確実・即効性が期待できる予防法ではないかもしれませんし、緑茶だけで花粉症を予防・治すというのは現実的には難しいと思います。


さまざまな予防法と併用して、少しでも辛い花粉症の症状を軽減できればと、気軽に試してみてはいかがですか。




2006年01月14日

目のかゆみ対策・予防


花粉症の目のかゆみ対策と予防
花粉症の目の痒みはとても辛いものです。


かゆみはもちろん、涙が止まらなくなったりと、普通の生活をおくるのが困難なほどです。


しかし痒いからといって、かいたり、こすったりすると余計悪化してしまいますので注意が必要です。


 花粉症の目の痒みの原因



目の痒みはまつげに付着した花粉が大きな原因の1つです。


外出するとまつげに多量の花粉が付着しますので、帰宅したときは顔を洗い、まつげの花粉も意識して落とすことを心がけましょう。


またタオルも要注意です。外干しして花粉が大量についたタオルで顔を拭くと、せっかく顔を洗っても花粉がまた顔に付き、目に入り、かゆみの原因になってしまいます。


 目の痒み対策



花粉症の目の痒み対策としては、目薬、洗眼薬を使って目をすっきり洗浄することが一般的です。これらで目のかゆみや、充血、涙目、眼病予防に効果的です。


また目の痒みや充血が激しいときには、冷やしタオルをまぶたの上に数分間当てる事を繰り返す方法もおすすめです。


局所に冷たい刺激を与えることで、知覚神経の働きを一時的に鈍らせ、痒みの症状を抑えることができます(これらは一時的な対処法で、根本的な解消にはなりませんが)。


花粉症予防、特に目のかゆみを予防するには、色々な花粉防止サングラス(メガネ)などが出回っていますが、デザインだけでなく、眼球全体を覆う商品を選ぶようにしましょう。


またアロマオイル(カモミールエッセンシャルオイルなど)などの香りも、心をおちつけ、目の痒みを抑えてくれますので試してみてください。




花粉症の正しい知識を身につけよう


花粉症のメカニズム
花粉症のメカニズム


花粉症とは、スギ花粉などによって起こるアレルギー性疾患のことです。


花粉症のアレルギー症状は花粉が目や鼻の粘膜に接触することで現われてきます。


花粉が鼻のなかに吸い込まれると、アレルギーを起こす物質である抗原(アレルゲン)が花粉から溶け出し、この抗原と闘うために人間は体内で抗体を作り出すのです。


抗体は、抗原を捕まえるときにヒスタミンなどいくつかの物質を放出するので、これが神経を刺激して炎症を起こしてしまうのです。


医学的には、アレルギーを引き起こす物質は、以前はスギ花粉などの中にあると考えられていましたが、最近では外側の膜の表面に多いことが分かってきました。


 花粉症はアレルギー疾患



花粉症は、アトピー性皮膚炎やぜんそくなどと同じアレルギー疾患の一つだといわれています。


アレルギーとは、体に入り込んだ異物を撃退する体の防御反応が過剰(過敏反応)である場合をいい、その結果、鼻粘膜に付着した花粉という異物を体外に出そうとしてくしゃみや鼻水、涙が出るのです。


アレルギーを引き起こす原因物質をアレルゲン(抗原)といい、花粉症の場合は、スギやブタクサを代表とする植物の花粉がアレルゲンとなります。花粉は目や鼻の粘膜から侵入しやすいため、目や鼻の症状が主な花粉症の症状となります。


人体は外から侵入してきた抗原に対し抗体を作って自分を守ろうとしますが、花粉症の場合、花粉という抗原に対し、体は“IgE抗体”と呼ばれる抗体を作って反応します。


IgE抗体はすべての人に同じように作られるわけではなく、作られやすい体質が生まれつき決まっています。この体質をアレルギー体質といい、IgE抗体は花粉症の他にもアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支ぜんそくなどと深く関わっているのです。


 アレルギーは人間にとって必要?



花粉症がアレルギー反応のひとつであることはお分かりいただけたと思います。実はこの“アレルギー”、意外かもしれませんが健康な体を保つために欠かせない“免疫”と体内での仕組みは同じなのです。


人体には体内に侵入しようとする異物を排除する働きが備わっており、外部から侵入してきた物質“抗原・アレルゲン”に、対抗する物質“抗体”を作って体を守ろうとするのですが、花粉が毎年体内に少しずつ侵入し続け、何年もかけてIgE抗体が作り続けられ、抗体が一定量になった時、同じ抗原が進入してくるとその抗原が抗体と結びつき、それまでと違った反応を示すようになるのです。


この反応が体にとって都合よく働く場合を“免疫機能”といい、人間が病気から体を守るためにとても重要なシステムです。例えば、はしかやおたふく風邪に2度かからないのは、この免疫の働きによるものなのです。


一方この異物に過敏に反応して、本来は無害な花粉にまで免疫機能が働いてしまうと、人体に不快な症状を招き、さまざまな病気の原因であるアレルギー反応が起こるのです。


昔は寄生虫などに対して働いていた免疫が、現代では働く場所を失い、本来は無害な花粉にまで反応してしまうようになったとも言われています。


アレルギーは、I・II・III・IV型の4つに分類され、アレルギー性鼻炎や花粉症は典型的なI型アレルギーにあたります。




口呼吸


花粉症の原因の1つ口呼吸
花粉症の増加原因に限らず、健康に深い関わりをもっているといわれている“口呼吸”(口呼吸はさまざまな病気の原因といわれています)。


人間は口と鼻で呼吸をしますが、この口呼吸がさまざまな病気の原因となっている可能性が近年指摘され注目を集めています。


 口呼吸と病気の関係



私たちが吸い込む空気にはさまざまな病原菌が含まれていますが、鼻から吸引した場合、病原菌の多くは鼻の粘膜に吸着され処理されます。


しかし口から吸い込んだ空気は、そのままのどまで行ってしまいます。するとのどの粘膜が、さまざまな病原菌に犯され、こうした病原菌が白血球の中に入り込み、全身に運ばれてしまうのです。


また鼻呼吸の場合は冷たくて乾いた空気でも、鼻腔で暖められ、適度に湿度を含んだ状態でのどから肺まで到達します。


一方口呼吸の場合は色々な雑菌を含んだ空気がのどを直撃し、のどを乾燥させ、リンパ組織に損傷を与えてしまい、白血球の働きを悪くしてしまうのです。


白血球には身体に入ってきた異物を消化して無害にする役割があるのですが、口呼吸によって白血球の働きが弱くなると、異物の処理を行えず、免疫力が低下し、結果、さまざまな病気を引き起こしてしまうのです。そのうちの1つが“アレルギー疾患”なのです。


日本人の約半数、また小学生以下の子供は約8割が、鼻呼吸ではなく口呼吸をしているというから驚きです(3〜4歳まではおしゃぶりをくわえさせることで、鼻呼吸を定着させることができるようです)。


口呼吸は風邪などにもかかりやすく、口臭、歯周病、虫歯にもなりやすくなります。


また、唇の筋肉が弱くなってしまい、口が開きやすくなりますから寝ている間のいいびき、歯ぎしりの原因となり、顔もたるみやすくなり美容にも悪影響を与えます。このように口呼吸の弊害はさまざまです。


またタレントの生島ヒロシさんは、口呼吸を鼻呼吸に改善した事で花粉症が治まってきたという経験を本にしていますが、口呼吸をしていたという自覚はなかったようです。このように口呼吸していると自覚している人は少ないようなので、以下をチェックしてみてください。


朝起きるとのどがヒリヒリする

唇がいつも乾いている

食べる時にクチャクチャ音を立てる

気付けば口が半開きになっている

いびきや歯ぎしりをする

横向きやうつぶせになって寝ている

上下の唇で厚さに著しい差がある

口の端がいつも下がっている

歯のかみ合わせが悪く、片方でかむくせがある

歯並びが悪く、歯間にすき間が多い


1つでもあてはまれば口呼吸をしている可能性がありますので注意しましょう。


 口呼吸から鼻呼吸への改善方法


鼻呼吸への改善方法
食事のときは片方でかむのではなく、両方の歯でかむくせをつける

いつもかまない方の歯でガムをかむ週間をつける

睡眠中にマスクを口だけに当てたり、ばんそうこうを貼り、鼻呼吸を促す

子供はもちろん、大人でもおしゃぶりを口にする(冗談ではありませんよ)

鼻孔や鼻腔を広げる市販の器具を使う


鼻呼吸はお金も時間もかからない手軽な健康法で、花粉症対策のみならず、さまざまな症状を改善してくれる可能性がありますので是非マスターしましょう!




生活環境(住環境)


生活環境の変化も花粉症患者増加の原因の1つです 花粉症の増加原因と生活環境(住環境)の変化も関係があるといわれています。

戦後サッシ窓の普及などににより、日本の住環境は気密性が向上し、エアコンなどの普及により1年中室内が一定の温度に保たれようになりました。しかしこの結果、ダニやカビ、ハウスダストなどのアレルギー症状が増える原因となり、これらの通年性アレルギー患者の方の約7〜8割が花粉症などの季節性アレルギーを発症するともいわれているのです。

特に地方住民に比べ都市住民に花粉症患者が多いのは、大気汚染、生活ストレス、生活習慣(住環境)が影響しているといわれています。都市部では道路が舗装され、周りがアスファルトだらけになったことにより、本来ならば自然と土に吸収されるはずの花粉が、常に空気中をさまよい、再飛散するようになったこともその1つです。

また都市部での不規則な生活習慣(睡眠不足)は、自律神経が乱れ、免疫機能が正常に働かなくなり、アレルギーを引き起こす大きな原因になります(アレルギーは免疫機能の異常で起こる症状です)。花粉症患者は都市部に多い

さらに都市部に限らないかもしれませんが、現代のストレス社会、運動不足(体力低下)が花粉症患者の増加と関係していることも否定できません。難しいかもしれませんが、適度な運動と、ストレスをためない生活をこころがけることが、花粉症を予防することにつながるのです。

こうしてみると花粉症は生活習慣病の1つといってもいいかもしれません。薬だけに頼るのではなく、食生活、生活環境を見直し、リズムある生活を取り戻すことも大切なのです。



花粉症治療方法


花粉症の治療はお早目に
花粉症などのアレルギーは、症状が悪化すると治療が難しくなり、薬も効きづらくなります。


ですので症状が軽いうちに薬を服用するなど、早めの治療が花粉症予防には大切です。


花粉症の症状が起こりはじめた初期では、鼻粘膜にまだ炎症が進んでおらず、この初期に治療を開始すると粘膜の炎症の進行を食い止め、早く正常化させることができるため、花粉症の重症化を防ぐことができるのです。


花粉症の治療方法は大きく分けて、抗アレルギー薬によるものとステロイドによるものがあります。


さらに分類すると、

抗ヒスタミン薬の投与

局所ステロイド投与

ステロイド注射

減感作療法

レーザー治療

民間療法、漢方

など、さまざまな治療法が用いられています。


抗ヒスタミン剤に代表される抗アレルギー薬の内服などは即効性に欠けるため、花粉の飛散時期が始まる半月くらい前からの投薬が必要といわれています。


一方、即効性のあるステロイド(副腎皮質ホルモン)剤には、副作用の懸念も否定できないため、掛かりつけの医師とよく相談のうえ使用法を守り、使用しましょう。




寄生虫


花粉症患者増加の原因といわれている寄生虫の減少
花粉症の原因?と噂の寄生虫


もちろん寄生虫が花粉症の直接の原因ではなく、現代人の体内から寄生虫が減少したことが花粉症の患者数増加に関わっているといわれているのです。


事実、日本で寄生虫が減少してきた時期と、花粉症患者が増えはじめた時期は一致しています。


 花粉症と寄生虫の関係



外部から侵入してきた抗原(アレルゲン)に対し、人体はIgE抗体と呼ばれる抗体を作って反応します。このIgE抗体は本来、ぎょう虫や回虫などの寄生虫が寄生したときに産生され、これらを排除するために働くものでした。


しかし1980年代以降の日本では衛生環境が改善され、寄生虫感染症が減少しました。これにより攻撃する相手を失ったIgE抗体が、その攻撃の向かう先が花粉などになったという説が出てきたのです。


また現代の“清潔志向”も花粉症の増加原因ではといわれています。


清潔志向が行き過ぎて、寄生虫に限らずこれまで人間を守ってくれた大事な菌までを排除してしまったために、花粉やダニなどと戦えない体になってしまったということです。


身近な菌としてはヨーグルト、納豆などを食べることによって増やすことができる腸内細菌などです。ヨーグルトや納豆が花粉症に効くといわれているのも、ここからきているのかもしれません。


ちなみに花粉症の症状が出ている猿と出ていない猿を調べてみると、寄生虫に感染している猿は花粉症にならず、寄生虫のいない猿は花粉症の症状が出ているという興味深いデータもあります。


「花粉症が急増した原因は寄生虫の減少にある」と、ドイツのある研究家は結論づけていますが、 「アレルギーは寄生虫感染によってさらに悪化する」という研究結果もあり、寄生虫とアレルギーの関係はまだまだ仮設の段階で、今後の研究が待たれるところです。




2006年01月13日

ディーゼルエンジン(大気汚染)


大気汚染も花粉症患者増加原因といわれています
さまざまな研究結果から、1980年代以降に花粉症患者(スギ花粉症患者)が増えた原因、症状の悪化は、大気汚染の影響も大きいと考えられています。


その原因の1つとして、自動車の走行台数の増加、特にディーゼルエンジンの排気ガス中に含まれる微粒子“DEP”の関与が指摘されています。


地方のスギ林周辺の住民には、都市住民と比べて花粉症患者が少ないといわれています。


こうしたことからも、花粉症はスギ花粉だけではなく、都市周辺部で大量に放出されるディーゼルエンジン(排気ガス)が複合的に関与している可能性も否定できないのです。


大気汚染物質の1つである、ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる微粒子“DEP”。このDEPが体内に入ると、通常の3〜4倍もの抗体が生み出され、花粉(アレルゲン)に敏感に反応するようになってしまうのです。


またコンクリートとアスファルトに覆わた都会では、花粉がいつまでも土などに吸収されず、何度も舞い上がって、再飛散してしまいます。


さらに花粉量がほぼ同じで、大気汚染の異なる地域を比べると、汚染の高い地域で花粉症患者が多かったことなどから、明らかに都会の住民のほうが、花粉症を発症する可能性が高くなってしまうといってもいいかもしれません。


こうしたことから、ディーゼルエンジンの使用を制限しようという働きも起こっています。


ただ、日本ではディーゼルエンジンが燃料としている軽油の質が悪かったことも事実で、軽油の質を向上する努力をしていれば、ディーゼルエンジンも悪役にならなかったかもしれませんね。




花粉症と遺伝


花粉症と遺伝
花粉症は遺伝するのか?結論からいうと、残念ながらアレルギー性の病気には遺伝が深く関わっています。


つまり、花粉症も遺伝が少なからず関わっているのです。


まず、花粉症が遺伝するというよりは、アレルギー体質が遺伝することがわかっています。


例えば、スギならスギに対して花粉症をもつ遺伝子が遺伝するのです。これは卵の場合もあれば、そばや魚介類などひとつひとつ違ってきます。


しかし親がスギの花粉症になる遺伝子をもっていたとしても、それが子供に100%遺伝するわけではありません。


例えば、親がスギと卵のアレルギー体質だとしても、スギ花粉症は遺伝して、卵アレルギーは遺伝しないことも珍しくありません。


また片方の親だけが持っているより、両親ともこの遺伝子を持っているほうがより強く遺伝し、親がスギ花粉症の遺伝子を持っていたとしても、その子供がスギ花粉症の遺伝子ではなく、気管支喘息やアトピー性皮膚炎になるかもしれませんし、逆の場合も考えられます。


どんなアレルギー疾患を発症するかはわからない、とても複雑な問題なのです。当然、アレルギー体質が遺伝しても必ず発症するわけでもありません。


遺伝する確立は諸説ありますのであえて書きませんが、お母さんがアレルギー体質の場合のほうが、遺伝する確立が高いといわれています。


もちろん花粉症などのアレルギーは遺伝だけが原因ではありません。生活習慣や住環境、食生活など、さまざまな要素が関わっているのですから。




抗ヒスタミン薬の投与


抗ヒスタミン薬の投与は花粉症でよくみられる、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目の痒みといった、既に出てしまったアレルギー症状を緩和するためによく用いられています。


抗ヒスタミン薬はヒスタミン()の作用を抑え、脳からくしゃみ・鼻水を出す命令を出させなくする薬で、くしゃみ・鼻水・かゆみがひどい時によく服用されていますが、重度の症状にはあまり効果がありません。


抗ヒスタミン薬は飲んで数時間以内に効果がある第一次抗ヒスタミン薬と、飲んで数日から1週間以上服用して効果がある第二次抗ヒスタミン薬に分けられます。


第一次抗ヒスタミン薬は薬局などで購入できますが(薬剤師が在住している薬局)、第二次抗ヒスタミン薬は医師の処方箋が必要となります。


抗ヒスタミン薬は中枢神経に作用するため、眠気・だるさ・めまい・口渇・下痢・便秘などの副作用がでることがありますので、車の運転、細かい作業をする方は注意しましょう。


また抗ヒスタミン薬はアルコールと一緒に服用すると薬の効果が強く現われることがありますので、お酒と一緒に服用することは避けたほうが良いでしょう。


身近なところでは、さまざまな市販薬(かぜ薬・アレルギー治療薬・乗り物酔いの薬・睡眠補助薬)にも抗ヒスタミン薬が入っています。抗ヒスタミン薬の種類により副作用も違ってきますので、薬局などで購入するときは有効成分を確認するか、薬剤師の方に相談してから購入することをおすすめします。


ヒスタミンとは、アレルゲン(花粉など)に反応して血液中の肥満細胞などから放出されるアミノ酸のヒスチジンから合成される一種で、鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどのアレルギー症状の原因になる物質です。


 主な抗ヒスタミン薬



◎ポララミン


代表的な抗ヒスタミン薬で、ヒスタミンの働きを抑え、鼻水やくしゃみを止める働きの他、皮膚病のかゆみをやわらげたりしますが、鼻づまりにはあまり効果がありません。眠気を催すときもあります。


◎ぺリアクチン


アレルギー性疾患の他、風邪などの鼻水の症状がでたときにも処方されます。食欲中枢が刺激されますので、食欲が増したり、眠気や倦怠感、口やのどの渇き、下痢、頻尿になることがあります。


◎ザデジン


ヒスタミンの働きを抑え、気管や鼻粘膜の過敏性を弱める働きを促します。眠気や喉の渇きを催すことがあります。


◎ニポラジン


ヒスタミンをブロックし、かゆみ、くしゃみ、せきなどの他、また気管支喘息・アレルギー性鼻炎に効果的です。他の抗ヒスタミン薬に比べ、持続時間が長いことが特徴です。眠気を催すときもあります。


◎タベジール


他の抗ヒスタミン薬に比べ即効性が高く、アレルギー性疾患の他、鼻水に効きます。眠気を催すときもあります。


◎アタラックスP


鼻水やくしゃみを止める働きの他、皮膚病のかゆみをやわらげたり、神経症の症状(不安・緊張・うつ気分)なども改善します。眠気・倦怠感・発疹・肝機能障害や、口やのどの渇き、食欲不振などが起こることがあります。


◎セルテクト


アトピー性皮膚炎などのかゆみがあるときに処方されたり、気管支喘息のコントロール補助薬として処方されることもあります。眠気を催すときもあります。


◎ゼスラン


喘息・アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎・じんま疹などのアレルギー症状を抑える薬です。他の抗ヒスタミン薬に比べ、持続時間が長いことが特徴ですが、眠気を催したり、便秘や下痢などの腹部症状、口が渇くことがあります。


また、ヒスタミンは、睡眠・覚醒リズムの調節・食欲の調節・痛みの感受性などを制御している、特殊な神経細胞が放出する重要な伝達物質でもあります。




局所ステロイド投与


局所ステロイド薬の作用は多種多様で、局所ステロイド投与は、通年性アレルギー性鼻炎においては長期的に、花粉症などの季節性アレルギーにおいては花粉の飛散時期に使用することで、鼻などの症状の改善に期待できます。


アレルギー性疾患に対して、ステロイド、主に点鼻薬などの局所ステロイド薬の使用は、一般的なステロイド薬と違い人体に悪影響を与える場合は少なく、中度の症状以上で用いられる場合が多いです。その理由は局所での作用に優れ、全身での副作用が少ないからです。


ステロイドと聞くと副作用を心配される方もいると思いますが、全身ステロイド薬と比較して、局所ステロイド薬の通常の使用量ではほとんど副作用は認められていません。


花粉症においては安全かつ、有効な局所ステロイド薬ですが、掛かりつけの医師の処方に従って、服用しましょう。




ステロイド注射


まず始めに花粉症に対するステロイド注射は、耳鼻科学会やアレルギー学会では認められていない治療法です。


花粉症になったら「注射一本」うてば治ると噂になっているようですが、これらは局所ステロイド投与とは違い、アレルギー全体を押さえる方法の為に悪影響が多く、強い副作用が起こる可能性も否定できず、とても危険性の高い治療法です。


“注射一本”で辛い花粉症から開放されるならと、ステロイド注射の治療を受ける方がいますが、現在の日本で、“注射一本”で治る花粉症の治療方法は残念ながらありません。


花粉症は、


抗ヒスタミン薬の投与

局所ステロイド投与

減感作療法

レーザー治療


などで充分コントロール可能なアレルギー疾患ですので、わざわざ危険性のあるステロイド注射を打つ必要はないと思います。


それでも、ステロイド注射を受けたければ、ホルモンに関する危険性を自分で調べ、認識、理解、納得して受けるようにして下さい。


繰り返しますが、楽なものには何か裏があるものですよ。




減感作療法


減感作療法とは、アレルギー症状を起こす原因物質(スギ花粉など)のエキスを、体内に長い時間をかけ少しずつ注射することで、体をアレルゲンに慣れさせることによってアレルギーの症状をなくす治療法です。


 減感作療法の特徴



減感作療法は即効性がなく、1〜3年の長期に渡って月に数度も注射しなければならず、根気が必要で、治療を行える医師や病院が限定されるなどの難点が多く、日本では花粉症の治療法として用いている方が少ないのが現実です。


通院することが困難な会社勤めの人や、注射をいやがる子供など、途中で減感作療法を断念してしまうケースも少なくありませんが、成功すればそれ以降は薬なしの生活が期待できるという点で注目されている治療法でもあります。


このように減感作療法は、注射を受けるために月に数度も通院しなければならないという欠点がありました。治療終了までに100回以上も注射が必要ともいわれています。そこでこれらの問題が解決されたのがスリット減感作療法です。


スリット減感作療法は注射ではなく、抗原(アレルゲン)などの抗原エキス(花粉エキスなど)を2分間程度口に含むだけでよいのです。


この方法は舌下投与と呼ばれるため、“舌下減感作療法”ともいわれるようになりました。これらは注射の痛みはないうえ、処方された抗原エキスの服用は自宅で行えるので、通院の回数が大幅に減らせることも利点です。


いままでの注射による減感作療法では、まれにショック症状などの副作用が起こることもありましたが、この舌下減感作療法の場合、副作用が少ないことが最大の利点といっても良いかもしれません。


いずれにしても日本では減感作療法を行っている病院や医師はまだ少なく、どこの病院でも受けられるという治療ではありません。


ちなみにアメリカでは花粉症はもちろん、ダニなどのアレルギー治療でも広く減感作療法は行われています。




レーザー治療


花粉症のレーザー治療は、近年もっとも注目を集めている花粉症の治療法で、特に鼻づまりを改善する効果が最も期待できます。


 花粉症のレーザー治療



花粉症のレーザー手術は、鼻の穴に直接レーザー光線を照射して、鼻の粘膜をやんわりと焼きます。


すると、花粉(アレルゲン)が入ってきても、粘膜の過剰な反応を抑えることができ、結果、鼻水、鼻づまりなどの症状を押さえる効果が期待できるのです。


レーザーの照射は両鼻で20分もあれば終了します。レーザーが照射されても痛みや出血もほとんどありませんが、鼻の中は、レーザー光線に焼かれ、しばらくの間は鼻の粘膜がかさぶたのような状態になり、鼻炎や鼻づまりの症状が強くなることもあります。


しかし2週間程度でアレルギー反応の起きにくい粘膜が再生され、それ以降、花粉などの抗原(アレルゲン)が入ってきても、この粘膜上でアレルギー反応を起こすことはなくなり、花粉症の症状がなくなるというわけです。


レーザー手術後はすぐに帰宅でき、入院の必要もなく、副作用の心配もほとんどありません。理想的には2週間に1度、4〜8回照射した方がより効果があがるようです。


花粉症の場合、症状が出る前に手術した方が効果が高く、花粉の飛散が始まり、発症してからでは、手術が受けられないこともあるので注意しましょう。


またレーザー治療は、局所(鼻の粘膜)だけなので、花粉症そのものが完治するわけではなく、個人差があるので、確実な治療法ではありません。


また半年〜2年経つともとの粘膜に再生し、効果が薄れてくることも否めませんが、その場合、再照射をすればほとんど大丈夫なようです。


1996年4月から、この花粉症レーザー治療法は健康保険が適応になったため、両鼻で1万円前後とお手軽になり、子供にも手術できることから、今後この治療法を選択する患者がより増えていくことが予想されます。


レーザー治療を選択した場合、一番重要なことは安心して治療を受けられる病院を選択することです。病院を選び、最終的にレーザー治療を受けるかどうかを判断するのはあなた自身なのですから。




民間療法


現在、日本で花粉症に対する民間療法はさまざまあり、数え上げればきりがありませんが、主なものをあげてみると・・・


・漢方
・ハーブティー
・甜茶
・ハトムギ茶
・紅茶
・緑茶
・ウーロン茶
・シジュウム茶
・ギムネマ茶
・ルイボスティー
・ドクダミ茶
・野草茶
・雲南沱茶
・黄杞茶
・対葉豆茶
・黒茶
・優喉茶
・ヨモギ茶
・スギナ茶
・そば茶
・じゃばら
・ドクダミ茶
・柿の葉茶
・酢
・青汁
・プロポリス
・ヨーグルト
・乳酸菌抽出物
・ニンジンジュース
・きな粉牛乳
・豆乳
・竹酢液
・木酢液
・クロレラ
・波動水
・ノニ
・パパイアエキス
・アロエエキス
・スギの葉エキス
・天然ミネラルエキス
・泡盛
・ウコン
・シソエキス
・シソあめ
・シソの葉
・ガム
・ラブレ菌
・ミントガム
・霊芝
・羅漢果
・南瓜種
・アマランス
・ヘテロフィラ
・天然にがり
・エゾウコギ
・タマネギ
・キンカン
・ローズヒップ
・ダイコン
・ニンニク
・ショウガ
・フキ
・エルダーフラワー
・パパイヤ
・紅豆杉
・ブラックジンガー
・フラックスオイル(亜麻の油)
・黄耆
・玄米
・マヌカハニー(蜂蜜)
・うずらの卵のホモゲナイズ
・バラの花びら抽出物
・ネトル(西洋イラクサ)
・ラクトフェリン
・グァバ
・トマトの皮
・亜鉛
・ミント
・ハッカ類
・ユーカリ
・レモンバーム
・ミネラル類
・ビタミン類
・納豆
・青魚(DHA/EPA)
・リンゴ
・キノコ類
・フコイダン
・ワサビ
・イチョウ
・エキナセア
・レーズン
・コラーゲン
・なつめ
・ローヤルゼリー
・プラセンタ
・落花生の皮
・モクレンのつぼみ
・大花紅景天

・鼻スチーム療法
・鼻洗浄療法
・ツボ
・整体
・灸
・竹炭入浴
・乾布摩擦
・ヨガ
・アロマテラピー
・ティートリー
・リノール酸摂取制限


・・・etc


このように花粉症には色々な民間療法が試されています。


花粉症の季節になると、毎年テレビや雑誌などのメディアで“花粉症に効く!”と、さまざまな民間療法が紹介されています。


もちろんすべてを試すことはできませんし、複数を試してみて効果があったけど、実際はどれが効果があったのか分からなくなってしまった方もいるようです。


また確実に誰にでも効果があるものはないと思います。人間の体は1人1人違うのですから。




2006年01月12日

アレルギー


私たちの体には、人体にとって異物である抗原(アレルゲン)が体内に侵入したとき、それに対抗する物質・抗体を作って、抗原を排除しようとするするシステムが存在します。


このシステムの反応を抗原抗体反応とか免疫反応といい、これらの反応は、抗原に対して正常に機能すれば、“生体防御”となりますが、免疫反応が過剰に反応し、生体防御の範囲を逸脱した場合は“アレルギー”となるのです。


またこ異物(アレルゲン)には食物やダニ、ほこり、花粉、化学物質などさまざまなものがあります。


 アレルギー反応は人体を守る防御反応



アレルギー反応自体は、悪い症状ではありません。


アレルギー反応は体がなんとかして自分の体を浄化、外敵を排除しようとしているために起こっているのですから、薬などでこれを抑えることは好ましいことではないのです。


しかし花粉症などのアレルギー反応は、花粉(アレルゲン)が飛散する時期の長い間起こってしまうので、生活に悪影響を与えてしまいかねないので、薬を使うことも仕方ないことかもしれません。


アレルギー体質になるか否かは乳児期に決まるといわれており、この時期に細菌やウイルスと接触するとアレルギー体質になりづらいといわれています。


しかし現代の住環境、食生活の変化、大気汚染、また抗生物質の進歩により、細菌やウイルスとの接触機会が急激に減少し、その結果アレルギー体質の人が増えているといわれ、どんなものに反応するかは人それぞれです。


食生活の変化としては、戦後欧米食、特に肉類・ジャンクフードの増加などが原因になっていることがわかっているし、住環境の問題はダニです。


日本人にとってはダニのかけら(死がいも含む)がアレルギーを引き起こす大きな要因なのです。マンションのように密閉され、エアコンなどで1年中温度が一定された部屋は、ダニにとって、とても住みやすい環境なんです。


また、ディーゼルエンジンの排出ガスなどの大気汚染もアレルギーに悪影響を及ぼすことがわかってきました。


アレルギーはその症状・機構によってI〜IV型の大きく4つの型に分類できます。


 I型アレルギー・即時型



I型アレルギー・即時型は、

・花粉症
・喘息(ぜんそく)
・蕁麻疹(じんましん)
・アレルギー性鼻炎
・アナフィラキシー・ショック
・アトピー性皮膚炎

など。


このI型アレルギー・即時型は、抗原が作用して数分〜12時間ぐらいの短時間で反応が起こります。また食物アレルギーは、このI 型アレルギーにあたる反応です。


 U型アレルギー・遅発型



U型アレルギー・遅発型は、

・薬物アレルギー
・自己免疫性溶血性貧血
・重症筋無力症
・不適合輸血

など。

U型アレルギー・遅発型は、抗原が作用して数時間〜1日以内に症状が現れます。


 V型アレルギー・遅発型



V型アレルギー・遅発型は、

・血清病の腎炎
・関節炎
・糸球体腎炎
・SLEの腎炎
・過敏性肺炎

など。


V型アレルギー・遅発型は、抗原が作用して数時間〜1日以内に症状が現れます。


 W型アレルギー・遅延型



W型アレルギー・遅延型は、

・ツベルクリン反応
・接触性皮膚炎
・アトピー性皮膚炎の一部
・金属アレルギー

など。


W型アレルギー・遅延型は、抗原が作用して数時間〜2日以内に症状が現れます。


日本では2001年より、食品衛生法でアレルゲン表示の義務化が実施されるようになるなど、アレルゲンを体内に入れないようにしようとする意識が高まっています。


また近年では、ストレスがアレルギー症状の原因の1つともいわれています。これはストレスによって神経のバランスが崩れ、体の免疫システムに狂いが生じ、抗体の反応が過剰になりすぎることが関係すると考えられています。




,

IgE抗体が作られる仕組み


外部から侵入してきた抗原(アレルゲン)に対し、人体はIgE抗体と呼ばれる抗体を作って反応します。


IgE抗体は、原因となる花粉(アレルゲン)との接触を繰り返すうちに体内に蓄積されていきます。この蓄積が一定の水準に達すれば、症状がでる条件が整い、この状態で再び花粉に接触すると抗原(花粉)とIgE抗体が結びついて花粉症の症状が現れるのです。


ですのでIgE抗体が蓄積されている人でも、一定の水準に達しなければ症状は出ませんが、これらの人達は花粉症予備軍と呼ばれ、このまま花粉との接触を続ければ、いつかは花粉症になってしまうのです。


このIgE抗体、もともとは寄生虫に対する抗体だったともいわれていますが、現代の清潔感ある生活、食生活の変化などで寄生虫が減少し、闘うべき相手がいなくなってしまったので、働きが少し変化したのではないかとも考えられていますが、明確な答えはいまだでていません。


 IgE抗体が作られる仕組み



1:抗原(花粉など)が体内に侵入。


2:マクロファージと呼ばれる細胞が抗原の侵入をキャッチし、抗体産生リンパ球(Bリンパ球)に伝達。


3:抗体産生リンパ球(Bリンパ球)が抗体を産生。


4:抗体産生を抑制するリンパ球(Tリンパ球)の抑制機能が低下。


5:肥満細胞、ヒスタミンなどの化学物質で満たされた細胞の表面にIgE抗体が付着し、蓄積される。


6:再び抗原(花粉など)が侵入すると、抗原(花粉)がIgE抗体と反応し、肥満細胞からアレルギーを起こす化学物質が放出され、鼻水・鼻づまり・目のかゆみ・くしゃみといった花粉症の症状が発生。




スギ花粉2006年予測


2006年スギ花粉飛散予測
気になる2006年のスギ花粉飛散量は全国的に例年よりやや少なく、飛散開始は例年並と予想されています。


スギ花粉の飛散量は、前年の夏の気象条件と密接な関係があり、夏の日射量が多く、降水量が少ないほど翌春の飛散量が多くなる傾向があり、そのため前年夏の気象条件によりスギ花粉の飛散量は多い年と少ない年があります。


このことから2006年春に飛散するスギ花粉の飛散量は、2005年と比較して若干減るといわれています。


しかし去年よりも飛散量が少なくても、過去10年でスギ花粉の飛散量は増加していますし、2005年は稀に見るスギ花粉の飛散量でしたので、それに比べて少ないというだけですので油断はできません。


また飛散開始は例年並と予想されていましたが、スギ花粉の開花準備期間である12〜1月までの気温が低かった地域が多かったため、例年よりやや遅めで、九州・四国では2月中旬、関東近辺では3月上旬、東北では3月下旬が予想できます。(開花準備期間の気温が高ければ早めに開花し、花粉の飛散も早くなります)


花粉の飛散開始は多少ずれ込むこともありますので、テレビや、ネット、新聞などで地元の花粉情報をこまめにチェックしましょう!




歴史


花粉症の歴史
日本では花粉症の歴史はまだ浅いですが、世界では古くから花粉症に似た症状があったと伝えられています。


花粉症がいつ頃から出現していたかについては、その症状が風邪と似ていることもあって、明確にはわかっていません。


しかし1565年(一説には1533年)にイタリアで報告されたのが、現在・花粉症と呼ばれる症状の世界初の報告だと伝えられています。


その後、1819年にイギリスの干し草を扱う農夫に見られる夏風邪の一種として詳細に報告され、花粉症の同義語としても用いられる枯草熱“hay fever”という病名が使用されるようになったのは1828年のこと、そして1873年に枯草熱の原因は花粉であるこが証明され、これにより花粉症“Pollinosis”という病名が誕生したのです。


 日本の花粉症の歴史



一方、日本で最初に確認された花粉症は、戦後1961年にアメリカ進駐軍が持ち込んだといわれているブタクサによるものでした(マッカーサーの置き土産 )。


この報告を期に日本での花粉症の研究が本格化し、1964年にはスギ花粉症が報告され、これ以降さまざまな花粉を抗原とする花粉症が次々と報告されるようになり、いまでは50種類以上の花粉症の原因植物が確認されています。


日本で花粉症が報告された1960年代は、花粉症といえばブタクサ花粉症のことで、典型的な秋の症状でしたが、1980年代以降はスギ花粉症が主流となり、春の症状となっていきました。


日本ではおなじみのスギ花粉症ですが、これは日本特有のもので、戦争で焼け落ちた山々に植えられた大量の杉(人口林)が、数十年というときを経て大量の花粉を飛散するようになったのです。


犬や猿にも花粉症が確認されています日本政府も自民党内で「花粉症等アレルギー症対策議員連盟」ができ、ここ数年で花粉症対策に対する予算も急激に増やしていますが、結果がでるのは数年、数十年後ともいわれています。


また近年では、ニホンザルや犬といった人間以外の動物にも花粉症の症状が確認されています。




花粉症患者数の推移


花粉症患者数は増加の一途をたどり、スギ花粉症だけで1500万人以上、日本の花粉症総人口は2000万人以上、5人に1人は花粉症ともいわれ、今後も増加することが予想されています。


日本では1961年にブタクサ花粉症、1964年にスギ花粉症患者が報告され、1980年代に入ってから猛烈なスピードで花粉症患者数は増加しました(特にスギ花粉症)。


花粉症が報告されてから約40年後の現在、その患者数は国民の10〜20%までに達し、まさに“日本の国民病”と呼ばれるようになりました。


近年増えてきた子供の花粉症患者さらに花粉症は一度発症すると毎年花粉の飛散する時期に繰り返し、自然治癒することは難しいことなどから、今後、花粉症患者数は2倍〜3倍に急激に増加するだろうと予測されており、花粉症対策が急務を要する時代になってきました。


花粉症に関連する費用も膨大な額に上ることが推測され、患者にかかる年間医療費は約2860億円、仕事がはかどらないなどの労働損失は年間約650億円と試算されています。


また、花粉症は子供には少ないといわれていましたが、近年14歳以下の患者数が大きく増加し、花粉症発症の低年齢化も深刻な問題となっています。




2006年01月11日

シソ(しそ)


花粉症対策の定番・シソ(しそ・紫蘇)
花粉症対策に欠かせないシソ。


シソ(しそ)は、昔から殺菌作用のある漢方生薬として知られ、日本では古くから薬味や刺身のツマなどとして食卓に欠かせない漢方でもおなじみの生薬です。


シソの栄養価はきわめて高く、カロテン、カルシウム、鉄、各種ビタミンを豊富に含みます。


またシソには防腐作用があり、さしみなどの料理に添えているシソは、食中毒や魚毒を抑制するといわれています。


 シソが花粉症に効果的?



近年シソの葉エキスには、抗アレルギー作用があることがわかり、花粉症を予防するハーブとして利用されるようになってきました。


またシソには、抗酸化や美白の作用があるとされ、シソエキスをスキンケアとして、またシソドリンクとして飲まれています。


このシソの実、またはシソ科のエゴマから抽出される油にはαリノレン酸(シソエキス)という必須不飽和脂肪酸が含まれており、含有量が70%の割合を占めています(このαリノレン酸はn-3系で、n-6系のリノール酸とは種類が違います)。


αリノレン酸(アルファ-リノレン酸)を含んだ野菜や海藻にはアレルギー症状を抑える働きがあるといわれています。シソにはこのαリノレン酸が多く含まれているので、花粉症に良い食べ物としてよく紹介されています。


またシソに含まれるフラボノイドの一種であるルテオリンが、IgE抗体の分泌を促進して花粉症の症状を増長する原因物質のひとつを抑える作用があり、シソは花粉症に効く食べ物の代名詞となりました。


シソは年中手に入れることができ、生で食べるのが一番ですが(シソの葉にすると1日6枚から10枚)、一度に大量に摂ることは大変なので、シソジュースなどにしたり、シソエキスを抽出して配合した食品、シソ油やエゴマ油(シソの仲間のエゴマの実から絞った油)を利用するのも良いでしょう。


青シソと赤シソでは、赤シソの方がポリフェノールの一種アントシアニンが含まれている上に、ロズマリン酸(炎症を和らげる作用があるといわれているポリフェノール)自体の含有量も多いので花粉症対策にはより効果的です。




甜茶


花粉症対策に効果的といわれている甜茶
花粉症対策と甜茶も有名です。


甜茶(てんちゃ)は中国南西部の山林周辺や低木の茂みに生えるバラ科の落葉低木で、キイチゴ属の甜茶縣鈎子(てんようけんこうし)という種類です。


甜茶は「甜」という文字の通り甘いお茶です。日本でもさまざまなメディアで紹介され話題を集めている甜茶は、中国では古くから「おめでたいときに飲むお茶」として愛飲され、咳止め・のどの痛み・食欲増進・解熱などの効果があるとされ、別名「開胃茶」とも呼ばれています。


 甜茶が花粉症に効果的?



甜茶の抽出成分には鼻アレルギーを著しく抑える働きのあることが確認され、 甜茶の葉には、タンニンの一種である甜茶ポリフェノールやカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラル類、各種アミノ酸が豊富に含まれています。


甜茶の効能・効果としては、抗炎症作用と抗アレルギー作用が特に注目されています。


甜茶に含まれている甜茶ポリフェノールには、くしゃみ・鼻水・鼻づまりの原因ヒスタミンの分泌抑制および抗炎症作用があり、目の痒みの原因となるシクロオキシゲナーゼという酵素を抑える働きもあります。


アレルギー症状・花粉症などの鼻アレルギーに効果があるといわれて有名となった甜茶ポリフェノールは、食後の急激な血糖値上昇を抑える効果があり、糖尿病や高血圧予防にも効果的なのです。


さらに一般的な抗アレルギー剤やヒスタミン剤などは副作用が心配されますが、甜茶による副作用は報告されていません。


 甜茶の種類



花粉が飛散する季節になると、スーパーやドラッグストアなどにたくさん並ぶようになった甜茶。


しかし、一口に甜茶といっても「牛白藤」「臘蓮繍球」「多穂石柯葉」「甜葉懸鈎子」の4種類があり、花粉症などのにアレルギー症状に効果的といわれている甜茶ポリフェノールが含まれているのは、バラ科の甜茶縣鈎子(てんようけんこうし)だけなのです。


この甜茶縣鈎子は中国南部の広西壮族自治区に生息しています。また甜茶の濃度が高いほどアレルギー症状などに効果があることがさまざまな実験でわかってきました。


甜茶を摂る方法としては、甜茶を飲んだり、市販の甜茶エキスや甜茶エキスの入ったあめやガム、甜茶サプリメントなど、さまざまな製品が出ていますので、自分にあった甜茶製品を探しましょう。


また甜茶製品(甜茶サプリメント)をお買い求めするときは、バラ科と書いてあるかどうかチェックしましょう。




青魚(あじ・さば・いわし・鯛)


青魚に含まれるDHAやEPAが花粉症に効果的といわれています
花粉症に効く食べ物として、サバ、アジ、いわし、鯛などの青魚が上げられます。


魚に多く含まれるEPA(※1)やDHA(※2)は、免疫の働きを正常にしてアレルギー症状を抑えてくれるのです。


 青魚が花粉症予防に効果的?



ヒスタミンと同様にアレルギー症状を引き起こす物質にロイコトリエンがあります。


ロイコトリエンは体内(細胞膜)の脂質(脂肪酸)が変化してできる物質で、魚介類に多く含まれるEPAやDHAなどの脂肪酸を多く摂取すると、ロイコトリエンの原料となる細胞膜の脂肪酸(アラキドン酸など)がEPAやDHAに置き換わり、ロイコトリエンなどができにくくなるといわれています。


以上をまとめると、寿司や刺身は花粉症に良い食事・料理といえるかもしれません。


また寿司や刺身を食べるとき、いっしょに食べるワサビには鼻づまりを一時的に改善する効果がありますので、積極的に食べると良いかもしえません。


白身魚に多い良質のタンパク質にも免疫機能を清浄に保つはたらきがありますが、魚介類はアレルギー反応を誘発する可能性が高いので注意が必要です。


 EPAとは?



※1EPAとは、エイコサペンタエン酸の略で、DHA同様、青魚などの魚介類に多く含まれる多価不飽和脂肪酸の一種です。


EPAは体内でつくることができない必須脂肪酸ですので、食品やサプリメントから摂らなければならない栄養素で、魚やアザラシを多く食べるイヌイットは高脂肪食なのに血液に関わる疾患が少ないことから判明した成分としても有名です。


EPAには血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールの減少、善玉コレステロールを増やす、血管の弾力性の保持、血栓を出来にくくする、脂肪を減らす働きなどのほかに、動脈硬化や心筋梗塞、脳血栓などの成人病を予防する効果も期待でき、特に青背魚に多く含まれています。


EPAは日本人に馴染み深い青魚に多く含まれ、サバ、さんま、すじこ、ハマチ、イワシなどに多く含まれています。


 DHAとは?



※2DHAとは、“ドコサ・ヘキサエノイック・アシッド(ドコサヘキサエン酸)”の略で、その頭文字をとってDHAと呼ばれています。


DHAはオメガ3系脂肪酸の仲間で、不飽和脂肪酸に属する良質な脂質の一種です。


DHAは健康を維持するための必須栄養素ですが、体内で合成できないため、食品やサプリメントから必要量を摂らなければなりません。


花粉症に限らず、健康のためにも魚を食べましょう!DHAには、悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やす働きにすぐれているほか、脳の活性化、神経組織の発育を促進したり、情報伝達を良くする働きを持つのが大きな特徴です。


その他、血液サラサラ効果、細胞膜の柔軟性向上、動脈硬化の予防、視細胞や血管壁も柔軟性が増え、新陳代謝がよくなる効果も期待できます。


DHAは卵やレバーなど魚以外にも含まれていますが、サバ、いわし、さんまなどの青魚、マグロ・ブリなどの魚に断然多く含まれていることで有名になりました。


DHAとEPAは互いに補いながら働いていますが、血液の流動性を高める作用はEPAの方が高いといわれています。




黄杞


花粉症に効くといわれている黄杞とは、中国南部の広東省に自生するクルミ科の常緑高木で、葉は乾燥させるとほのかな甘味があり、その葉を炒って粉末として作られたお茶は古くから「甘茶」と呼ばれ、解熱や解毒、鎮痛、健胃、肥満防止に役立てられてきました。


黄杞のフラボノイド成分(アスチルビン)にはヒスタミン遊離抑制作用が確認されており、花粉症の症状に利く食品として注目を集め、いまではさまざまな黄杞茶や黄杞エキス入りのサプリメントが販売されています。




ルイボスティー


赤い藪の奇跡といわれているルイボスティー
花粉症に効くと近年注目を集めているのがルイボスティーです。


ルイボスティーは南アフリカのケープタウン喜望峰の北に位置する、セダルバーグ山脈の高原に自生する(世界唯一の産地)にしか生息しない世界的にも珍しい希少な豆科の針葉樹「アスパラサス・リネアリス」の葉を発酵させ作られた、ポリフェノール(フラボノイド)やミネラルが豊富な赤いハーブティーです。


ルイボスは照り続ける太陽(紫外線)から自分自身を守るために、抗酸化力の強いフラボノイドなどの成分を大量に含有し、“不老長寿のお茶・万病に効くお茶”といわれ、南アフリカ原住民の間では健康のため、また美容に良い飲料として古くから珍重されてきました。


ルイボスティーは南アフリカ共和国政府の増産計画として、他の地域での栽培を幾度も試みましたが、全て失敗に終わり、いまでもセダルバーグ山脈一帯のみでしか生育できない、大量栽培の難しい大変貴重な植物(お茶)なのです。


セダルバーグ山脈一帯の土地が酸性のため、樹がアルカリ性を強くだし、ルイボスティーにはカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、マンガン、ナトリウム、カリウムなどのミネラルが豊富なうえ、プロテインやフラボノイド(抗酸化物質)がバランス良く含まれた理想的な健康茶で、現地では“赤い藪の奇跡”ともいわれています。


またルイボスティーは、クセのないすっきりとした飲み口で、ノンカフェインの為、子供からお年寄りまで安心して飲める万能茶でもあります。


ルイボスティーの茶葉は、発酵や乾燥の過程で緑色から琥珀色に変化し、特有の甘い芳香のあるまろやかな味になります。


またその茶葉の質によって品質がかわってきます。上質な茶葉ほど小さく綺麗な茶葉をし、茎などの部分が入っていませんので、ご購入するときの判断材料にしてみてください。




ハトムギ


かつて“生命と健康の草”と呼ばれ、薬用効果をもった栄養価の高い食品として、いまでも根強い人気のあるハトムギ


ハトムギは中国南部から東南アジアを原産地とする、ハト麦茶などでよく知られているイネ科ジユズダマ属に属する一年生の草本作物で、その種実は古くから薬用に用いられてきました。


ハトムギの果実の殻を脱穀して、取り除いた白い肉の部分は別名ヨクイニンと呼ばれ、消炎鎮痛剤として効果があるほか、いぼ取り、リューマチ、神経痛、皮膚障害の改善などにも古くから利用されてきました。


いまでは栄養価が高く、新陳代謝を盛んにすることから、お茶をはじめ、麺類、調味料、菓子等の多くの食品に用いられ、健康食品として愛用されるようになったハトムギ。


ハトムギの成分としては、タンパク質(良質のアミノ酸)や脂質が豊富で、その他ビタミンB1、ビタミンB、リンや鉄、カルシウム・カリウムなどのミネラルも多く含んでいます。


ハトムギの効能・効果としては、いぼ取り、美肌効果、食欲増進、利尿、去痰、リウマチ、むくみ、咳、神経痛、胃腸病、腎臓病など、またハトムギは抗酸化成分が豊富で、アレルギーによる炎症を抑え、アレルギー症状を軽減するといわれています。


さらにハトムギのタンパク質は良質なアミノ酸でできているため、新陳代謝を活発化させ、肌荒れなどのトラブルを緩和する効果も期待できます。


健康茶やハトムギ濃縮エキスなどで幅広く親しまれているハトムギですが、まれにハトムギが体質に合わない人もいるため、妊婦の方などは注意が必要で、掛かりつけの医師に相談して摂るようにすることをおすすめします。




ハーブ


さまざまな効能があるハーブ
花粉症に効くと以前から有名なハーブ。


そもそもハーブとは何なのでしょうか?


ハーブの名前の語源はラテン語の“Herba”(ヘルバ)で、緑の草あるいは野草・草木という意味をもちます。


ハーブは薬用・料理用・染色用など、わたしたち人間の生活に役立ってくれる有用な植物を総称として、特に日本では薬草・薬用植物と呼ばれているものをハーブと呼んでいます。


 ハーブの効能・効果・種類



ハーブは薬用植物として、また食品、薬品、香料等々、その用途もさまざまです。


ハーブの効能・効果も多種多様で、先人たちの知恵で古くからわたしたちの生活にも幅広く利用されてきました。


ハーブはすでにわたしたちの身近ないたるところで活躍しています。ニンニクやサンショウ、またパセリやアロエなどもハーブです。その他日本で有名なハーブとしては・・・


・ミツバ
・シソ
・ネギ
・ショウガ


などもハーブといえますし、


・ラベンター
・ミント
・ローズマリー
・レモンバーム
・アニス
・オレガノ
・カモマイル
・セージ
・チコリ
・チャービル
・ディル
・バジル


など、現在日本で種子か苗が入手できるハーブは約230種類といわれ、そのうち25種類くらいが在来の日本種ハーブです。


日本では主にハーブは、ハーブティーや料理に利用され、ハーブ自身が持つ芳香エキスを利用したポプリやエッセンシャルオイル、さらにシャンプー、石鹸、入浴剤などとして利用されています。


ハーブには抗アレルギー作用があるといわれている品種も多く、特にシソは花粉症対策にさまざまな用途で利用されるなど、花粉症に効く食べ物の代名詞となりました。


花粉症対策としては、ハーブティーなどが有名ですが、アロマオイルなどとして香りを楽しむのも良いかもしれません。


花粉症はイライラすることが多いので、アロマオイルなどで心を落ち着かせることも花粉症を予防するには必要ですから。




ヨーグルト


春先になると売り上げが伸びるヨーグルト
あるテレビ番組から花粉症に効くと話題になったヨーグルト


ヨーグルトは花粉症の季節になるとさまざまなメディアで紹介され、スーパーやコンビニでも売り上げが上がるなど、花粉症に効く食べ物としてとても有名となりました。


ヨーグルトは牛乳に乳酸菌(ビフィズス菌・ブルガリア菌・アシドフィルス菌・サーモフィルス菌・ヤクルト菌など)を入れて発酵させた乳製品で、6千年前のエジプトで飲み残した乳に偶然菌が入り込み、それを発見した古代人が飲んだことが始まりといわれています。


 ヨーグルトは花粉症に効果的?



ヨーグルトの原料でもある牛乳は完全栄養食品といわれていますが、ヨーグルトは牛乳に乳酸菌の効果がプラスされ、タンパク質やカルシウムの消化吸収もヨーグルトの方が優れています。


ヨーグルトを食べ続ける事で腸内の有害物質を排泄し、腸内ビフィズス菌が増殖し(整腸作用)、身体の免疫力アップなど、乳酸菌には素晴らしいパワーがあります。


ヨーグルトにはこの素晴らしい乳酸菌が含まれていますので、摂取することで善玉菌を増やし、腸の粘膜に開いた穴をしっかり修復、卵類や肉などに多い異種タンパク質を侵入しにくくし、腸・鼻の粘膜で活性し過ぎたTh2()が抑えられ、腸内を健康に保ってくれます。


近年、この腸内細菌のバランスを整える力が花粉症の原因であるIgE抗体を押さえ、結果、花粉症(アレルギー)対策にも効果があると話題になっているのです。


しかし一口に乳酸菌といってもその種類は100種類以上あり、また日本では現在、約750種類以上にも及ぶヨーグルトがあるといわれています。


その中でも、KW乳酸菌・L-92乳酸菌入りのヨーグルト(乳酸菌)が花粉症に効くといわれており、これらの乳酸菌を含むサプリメントなども人気のようです。


このように花粉症予防に効果的といわれているヨーグルトですが、毎日食べなければ効果は表れないようです。


しかも1日200gを目安にヨーグルトを食べる必要があり、経済的にも負担がかかるかもしれません。


しかしいまでは牛乳パックごと入れるヨーグルトメーカーなどを使えば、自家製のヨーグルトを簡単に作ることができますので、毎日ヨーグルトを買い続けるより安上がりになるかもしれませんね。


Th2とは、鼻をはじめ人間の身体のあらゆる粘膜で異物の侵入を防ぐ免疫細胞のひとつです。体内のどこかの粘膜に異物が侵入したと感知すればすぐにIgE抗体を配置して身体を守ってくれる、健康には欠かせない細胞ですが、現代人は肉、卵、魚などのたんぱく質の摂り過ぎ、または吸収されやすい(異物と判断されない)アミノ酸まで分解できないため、Th2が活性化し過ぎているため必要以上にIgE抗体を増やしているといわれています。




レンコン


レンコンに含まれる豊富なポリフェノールが花粉症に有効です
花粉症に効く食べ物として最近、特に注目を集めているのがレンコンです。


レンコンには、活性酸素を除去してくれるというポリフェノールが豊富に含まれており、またムチンという物質が腸の菌のバランスを整え、花粉症対策に効果的といわれているのです。


具体的にはレンコンに含まれるタンニンに、止血、咳止め、消炎(粘膜の炎症を抑える)などの効果があり、またビタミンCが粘膜を丈夫にします。


さらにレンコンを切ると出てくるネバネバ成分ムチンが粘膜を保護し、毒素を排出するというわけです。


レンコンはそのまま食べるだけでなく、レンコンエキスにしたほうが吸収力があがり(オリゴ糖をプラスすることでより吸収を助けることになる)、またレンコンの絞り汁を患部(鼻の中など)に塗布するのも効果があるようです。


そこでレンコン汁の作り方をまとめました。簡単に作ることができますので、1度試してみてはいかがでしょうか。


 オリゴ糖入りレンコンエキスの作り方



材料:水300cc・レンコン60g・オリゴ糖小さじ2杯


1:水300ccを沸かし、レンコンは皮をむいて輪切りにし鍋で煮る。

2:沸騰したら弱火にして5〜8分煮る。

3:煮汁を密閉容器へうつす。

4:オリゴ糖を入れてかきまぜる。


このオリゴ糖入りレンコンエキスを朝晩50ccづつ飲む(冷蔵庫保存で1週間で飲みきりましょう)。


 レンコンの絞り汁の作り方



皮をむいてすりおろしたレンコン50gをガーゼなどで絞り、その絞り汁を綿棒の先にひたして1日3回(臨機応変に)、鼻の中に塗りましょう!(絞り汁もレンコンエキス同様、冷蔵庫保存で1週間で使い切りましょう)




トマト


通常のトマトやトマトジュースでは花粉症に効果はないようです
花粉症に効く食べ物として突如現れたトマト。


トマトの抽出物NGC(ナリンゲニンカルコン)に、くしゃみなどの花粉症の症状を緩和する効果があることをキッコーマンと日本デルモンテとの共同研究により発見され、初めて商品化に成功したと話題にもなりました。


 トマトは花粉症に効果的?



トマトの果皮に含まれるナリンゲニンカルコンは、シソに含まれるロズマリン酸、玉ねぎやリンゴのケルセチン、甜茶などのポリフェノール類と同様、炎症を抑える効果があり、同時に発生する活性酸素を抑制する働きも期待できるようです。


ナリンゲニンカルコンは特別なトマトの果皮に含まれる成分ですが、スーパー・八百屋などで購入し、一般に食べている生食用トマトにはほとんど含まれておらず、加工用・調理用トマトに比較的多く含んでいるといわれています。


しかしトマトケチャップやトマトジュースも、製造時に果皮を取り除いてしまうため、実際はトマトの加工製品にはほとんど含まれず、トマトジュースを飲んでも花粉症対策にはならないようです。


また加工用トマトを生のまま皮ごと食べて効果があるのかも分かっていませんので、これからの研究が待たれるところです。


しかしイネ科花粉症やブタクサ・ヨモギ花粉症・スギ花粉症などの患者の一部に、果物過敏症(食物アレルギー症状・口腔アレルギー症候群)を併せ持つ人もいますので、花粉症に効くといわれている食べ物をやみくもに食べることは危険です。掛かりつけの医師などに相談のうえ食べることをおすすめします。




2006年01月07日

冬の花粉症の種類と飛散時期



冬の花粉症としては、一時キク科のセイタカアワダチソウが花粉症の原因植物といわれましたが、ブタクサ花粉症と間違えられていたことで解決しました。


ですので、冬は花粉症患者の方にとっては、少しは気を緩めてもいい季節かもしれません。


しかし早ければ1月下旬にはスギ花粉が飛散することもありますので、早い時期から花粉症対策をすることは大切かもしれません。


花粉症に限らず、最悪の状況になってからでは治療は難しくなってきます。何事もそうですが、早め早めの対策が一番の予防策なのですから。




秋の花粉症の種類と飛散時期


秋の花粉症といえばキク科のブタクサ(ぶたくさ)花粉症・ヨモギ花粉症が有名です。


ブタクサ花粉症は日本で初めて報告された花粉症で、スギ花粉症が報告されるまでは花粉症といえばブタクサ花粉症のことをさしていました。


近年はブタクサ花粉症患者は減少傾向にありますが、果物過敏症(食物アレルギー症状・口腔アレルギー症候群)を併発することもありますので注意が必要です。


ブタクサ花粉の飛散時期は8月〜10月(東北以北では8月〜9月、九州では9月〜10月)です。


ヨモギ花粉症は、みなさんもご存知のヨモギが原因で起こる花粉症です。


ヨモギは薬草や食材、化粧品にとさまざまな場所で活躍するなど、日本人にとってはとてもなじみの深い植物です。


しかしどこでも自生するたくましい生命力のためか、日本全国いたるところで見ることができ、近年増加傾向にある花粉症です。


ブタクサ花粉症同様、果物過敏症(食物アレルギー症状・口腔アレルギー症候群)を併発することもあり、飛散時期もブタクサ花粉症と同じ8月〜10月(東北以北では8月〜9月、九州では9月〜10月)です。


キク科以外ではクワ科のカナムグラ花粉症も秋の代表的な花粉症です。


カナムグラは日本全国で見られ、繁殖力が強いことで有名です。飛散時期はブタクサ花粉症・ヨモギ花粉症と同じで8月〜10月です。


年によって飛散時期は前後しますので、地元の新聞やニュースなどで飛散時期を頻繁にチェックすることは花粉症対策・花粉症予防にはとても大切ですね。




夏の花粉症の種類と飛散時期


夏の花粉症といえばイネ科の花粉症が有名です。


イネ科花粉症は、スギ花粉の飛散時期が終わる5月頃から飛散し始め、本州では7月頃まで飛散しますが、東北・北海道では8月にはいっても飛散することは珍しくありませんし、植物によっては10月頃まで飛散する花粉もあるのです。


イネ科花粉症の代表的な植物はオオアワガエリ・カモガヤです。しかし5月〜7月は本州・四国・中国・九州地方では梅雨期のため、湿度が高く花粉は飛散しにくいのでイネ科花粉症患者はあまりみられないのですが、梅雨のない北海道ではイネ科花粉症患者は多くみられます。


またイネ科花粉症はスギ花粉などと違い、飛散距離は数キロ以内ですので、近くにイネ科の植物がないのにこの時期にアレルギー症状が起こる方は、花粉症ではなく、ダニ・ハウスダストなどのアレルギー症状の可能性もありますので、1度専門医で診察を受けることをおすすめします。


年によって飛散時期は前後しますので、地元の新聞やニュースなどで飛散時期を頻繁にチェックすることは花粉症対策・花粉症予防にはとても大切ですね。




春の花粉症の種類と飛散時期


春の花粉症の代名詞といえば、みなさんご存知のスギ花粉症です。


しかし春とはいえ、スギ花粉は実際、九州・四国では2月の上旬から飛散され始め、関東では2月下旬、東北地方では3月に入ってから飛散が始まり、いずれの地域でも5月末頃まで飛散が続き、スギ花粉症患者にとっては辛い季節となります。


本州でスギ花粉に続いて飛散し始めるのはヒノキ花粉症です。ヒノキ花粉は2月下旬から飛散し始めますが、特に3月〜5月が主な飛散時期で、ヒノキ花粉症患者の約7割の方がスギ花粉症患者でもあることから、合わしてスギ・ヒノキ花粉症ともいわれています。


またスギ花粉がほとんど飛散しない北海道で春の花粉症といえばハンノキ花粉症(ハンノキ属)です。本州では1月から飛散し始めるハンノキですが、北海道では3月上旬から5月の上旬までが飛散時期です。


ハンノキ花粉症に続いて北海道で飛散し始めるのが、北海道で代表的な花粉症シラカンバ(シラカバ)花粉症です。主に北海道ではシラカンバは4月〜6月までが飛散時期で、ハンノキ・シラカンバ花粉症共、果物過敏症(食物アレルギー症状・口腔アレルギー症候群)を併発する患者が多いのが特徴です。


花粉症といえば春を想像する方が多いようですが、まさにその通りで、春は花粉症の原因植物が数多く飛散しますので、もっとも注意しなければならない季節なのです。


年によって飛散時期は前後しますので、地元の新聞やニュースなどで飛散時期を頻繁にチェックすることは花粉症対策にはとても大切ですね。




2006年01月06日

花粉の飛散時期


花粉の飛散時期
花粉の飛散時期は、花粉症患者の方にとっては気になって仕方ない情報です。


しかし一言に花粉症の時期といっても、花粉症の原因植物は現在50種類以上も確認されています(花粉症の種類は?)。


春の花粉症といえばみなさんおなじみのスギ花粉症、夏にはイネ科の花粉症、秋にはブタクサ花粉症、冬にはハンノキ花粉症と、日本ではほぼ1年中何らかの花粉症の原因植物の花粉が飛散しています。


 花粉の飛散時期は地域によって異なる



また日本は南北に細長く、地域によって花粉症の原因植物が違ってきますし、春の花粉症の代名詞スギ花粉症ですが、北海道ではほとんどスギ花粉症はみられず、代わってシラカンバ(シラカバ)花粉症患者が多くなっています。


また九州と東北(北海道)では同じ花粉でも1ヶ月ほど飛散時期が異なってきます。


花粉症の原因植物を特定するためにも、自分はいつごろ花粉症の症状が出るのかはとても大切です。


例えば本州で春先に花粉症の症状が出る方はスギ花粉症の可能性が高いですが、北海道ではシラカンバ(シラカバ)花粉症の可能性が高くなります。


日本ではほぼ1年中花粉症原因植物の花粉が飛散しています春先ではなく秋に花粉症の症状が出る方はスギ花粉症ではなく、ブタクサ花粉症の可能性が高いのです。


もちろん可能性が高いだけで、他の植物が原因の可能性も否定できません。


最初にもいいましたが日本では約50種類以上の花粉症の原因植物が確認されていますので、住んでる土地・地域によって花粉症の飛散時期が違うことを理解し、花粉症の原因植物を特定することが、花粉症予防・花粉症対策にはとても大切なのです。


花粉症はとても複雑なアレルギー症状ですので、1度は専門医で診断することをおすすめいたします。




2006年01月05日

花粉症の種類は?


花粉症といえばスギ花粉を想像する方が多いようですが、花粉症の種類は多種多様で、現在日本国内で約50種類以上、一説には約80種類もあるといわれています。


また住んでいる地域や種類によって反応する花粉も違ってきます。


 花粉症の種類



花粉症の種類を大きく分けると樹木草花に分けられます。


樹木系花粉では草花系花粉と比べて花粉飛散距離が長いという特徴があり、樹木の代表的な花粉としてはスギ花粉、ヒノキ花粉、ハンノキ花粉など。


草花の代表的な花粉は、カモガヤなどのイネ科植物、ブタクサ、ヨモギなどのキク科植物があります。


しかし日本の花粉症患者の約80%はみなさんご存知のスギ花粉が原因で発症しているといわれているスギ花粉症です。


また花粉の飛散時期は植物によって異なり、一年を通してさまざまな花粉が飛散しています。主に、樹木は春、イネ科植物は夏、キク科植物は秋に花粉が飛散するという特徴があります。


日本では圧倒的に多いスギ花粉症ですが、スギは日本固有の植物ですので、世界的に見ればかなり稀(日本特有)な花粉です。


アメリカではブタクサ(ぶたくさ)花粉症、ヨーロッパでは家畜の肥料として利用されているイネ科の牧草、カモガヤ花粉症が有名です。


これほどまでも多種多様な花粉症の種類。まずは自分がどの花粉症なのかを特定する必要がありそうです。


春先に花粉症の症状に悩まされるからといって、スギ花粉症と決め付けるのはよくありません。春先だけでもスギをはじめ、ハンノキ、ヒノキ、シラカバなどの花粉が飛散しているのですから。




花粉症の種類(原因植物)


あなたのその症状、スギ花粉症と決め付けていませんか?


確かに花粉症患者の約8割がスギ花粉症だといわれていますが、日本では約50種類以上の花粉症の原因植物が確認されています。


あなたの近くにこれらの花粉症の原因植物がないか調べてみましょう!


 日本における花粉症の原因植物



・ブタクサ花粉症
・イチョウ花粉症
・スギ花粉症
・バラ花粉症
・カモガヤ花粉症
・リンゴ花粉症
・イタリアンライグラス花粉症
・アカシア花粉症
・カナムグラ花粉症
・イエローサルタン花粉症
・ヨモギ花粉症
・ヤナギ花粉症
・イネ花粉喘息
・ウメ花粉症
・コナラ属花粉症
・ヤマモモ花粉症
・シラカンバ花粉症
・ナシ花粉症
・テンサイ花粉症
・コスモス花粉症
・ハンノキ花粉喘息
・ピーマン花粉症
・キョウチクトウ花粉喘息
・ブドウ花粉症
・スズメノテッポウ花粉症
・クリ花粉症
・ケンタッキー31フェスタ花粉喘息
・コウヤマキ花粉症
・ヒメガマ花粉症
・スズメノカタビラ花粉症
・ハルジオン花粉症
・サクランボ花粉症
・イチゴ花粉症
・サクラ花粉症
・ヒメスイバギシギシ花粉症
・ナデシコ花粉症
・キク花粉症
・アフリカキンセンカ花粉症
・除虫菊花粉症
・オオバヤシャブシ花粉症
・クロマツ花粉症
・ツバキ花粉症
・アカマツ花粉症
・スターチス花粉症
・カラムシ花粉喘息
・アブラナ属花粉症
・ケヤキ花粉症
・グロリオサ花粉症
・クルミ花粉症
・ミカン科花粉症
・タンポポアレルギー
・ネズ花粉症
・モモ花粉症
・ウイキョウ属花粉症
・セイタカアキノキリンソウ花粉症
・オリーブ花粉症
・イチイ花粉症
・オオバコ属花粉症
・マキ属花粉症


スギ花粉症と思っていても、もしかしたら違うかもしれませんよ。日本ではこれほど花粉症の原因植物が報告されているのですから。


あなたの住む地域にこれらの花粉症の原因となる植物はありませんか?1度ご自分で調べてみるのも花粉症対策には大切ですよ。




花粉症の目の症状と間違いやすい症状


目が痒い、瞼(まぶた)がはれる、目が赤い(充血)などの目の症状はスギ花粉症患者の約9割の人にみられるといわれています。


また風邪には目の症状がほとんどなく、目のアレルギーは結膜花粉症、急性アレルギー性結膜炎とも呼ばれています。


花粉症の目の症状と勘違いされやすい症状としては・・・


片方の目だけ、痒みなどの症状がある。

目は痒みなどの症状があるが、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの鼻の症状はない。

目がかすんだりして、物が見えにくいなど視力に影響がある。


これらの症状は、ダニ・ハウスダストによるアレルギー症状、ドライアイ、異物やコンタクトレンズが原因の場合もあり、花粉症の症状でない場合もありますので、眼科医の診断を受けましょう。




花粉症の目の痒みの特徴


花粉症の4大症状の1つ目のかゆみ
花粉症の4大症状の1つ目の痒み


花粉症患者の方の中でもっとも多くの方が悩まされている症状が目のかゆみだといわれています。


風邪の場合、目の痒みを伴うことはほとんどありませんので、目のかゆみがあれば花粉症かダニ・ハウスダストなどのアレルギー症状の可能性が高くなります。


 花粉症の目の痒みの症状



花粉症の目のかゆみの症状としては、

目のまわりが痒くなる

まぶたがはれぼったくなる

結膜がはれてくる


ひどくなると結膜に浮腫が生じます(外から目が見えないくらいにはれる)。


痒いのでこすったり、かいたりするとさらに悪化し、結膜や角膜を傷つけ、目がゴロゴロしたり、かすんだり、まぶしく感じたり、かゆさだけでなく痛みが出たりもします。


ときには涙がとまらなくなったりと、とてもつらい症状が花粉の飛散時期が終わるまで続くのです。


まぶたは眼球をおおって、外からのいろいろな刺激から目を保護しています。


結膜は、涙と結膜から分泌される脂様の物質でいつも濡れていて、角膜が乾いて傷つきやすくなるのを防ぎ、眼球の動きを滑らかにするという重要な役割をはたしています。


しかしいつも濡れているので花粉がくっつきやすく、アレルギー反応が起こりやすい場所なのです。


痒くなることで目をこすることは目の自衛反応ですが、痒いのでこすったり、かいたりするとさらに悪化し、結膜や角膜を傷つけることもありますので、かかないようにしましょう。


また涙が出たり、まぶたが腫れることは花粉(異物)の侵入を防ぐという重要な自衛反応ですが、症状が出ている人にとってはつらい以外の何者でもありません。




2006年01月04日

花粉症鼻づまりの解消法・対処法


花粉症の鼻づまり解消法
花粉症の中でも特につらい症状・鼻づまり


そこで以前テレビで紹介されていた鼻づまり解消法を紹介します。


 鼻づまり解消法



まず鼻づまりの人は体温が低いことが分かっています。そこで鼻を温めると鼻づまり対策に有効なようです。そこで・・・


1:ぬらしたタオルを軽く絞り、電子レンジで1分温める。42〜43℃(体温より少し高め)がポイント。

2:タオルを鼻に当て、温めながら深呼吸する。

3:タオルが冷めたら、繰り返し温めて、鼻が通るまで行う。


鼻づまりの人が、これを行ったところ鼻づまりが解消されたようです。


また外出中には、ハンカチとカイロで鼻を温めると良いそうです(やけどには注意しましょう)。




花粉症の鼻づまりの特徴


花粉症の4大症状の1つ鼻づまり
花粉症の4大症状の1つ鼻づまり


花粉症患者の2人に1人が鼻づまりに悩まされているともいわれ、鼻づまりは、鼻の症状の中で1番つらい症状かもしれません。


鼻の奥はとても狭く、少しでも粘膜がはれると鼻づまりを感じるようになります。


ひどくなると両方の鼻が完全につまってしまい、全く鼻呼吸をすることができなくなります。


そうすると必然的に口呼吸をしなければならなくなりますが、鼻呼吸ができないと睡眠不足になったり、口呼吸のせいでのどの乾燥(カラカラに渇く)や痛みなどの二次的な影響、さらに美容と健康など、さまざまな悪影響を及ぼすこともありますので早急に対処したいものです。


 花粉症の鼻づまりの原因



花粉症の鼻づまりの原因は、鼻の粘膜に付着した花粉(アレルゲン)により、花粉(アレルゲン)を体外に排出しよう(これ以上体内に花粉を入れないようにする)という免疫機能が働き、ヒスタミンという物質が放出されます。


ヒスタミンの作用によって刺激された血管が拡張し、血管壁が緩み、透過性が高まり、血液中の水分が外に溢れてしまい、このような症状が鼻で起こると“鼻づまり”となり、この症状が目の血管で起こると“目の充血”となります。


花粉症の鼻づまりはとても強力です。


ひどい場合、昼間に吸い込んだ花粉によって、夜に鼻づまりがひどくなることが多く、そのため鼻呼吸が出来ず睡眠不足になってしまうケースも少なくありません。


また鼻づまりのために集中力がなくなり、仕事や勉強に支障をきたしたりと、通常の生活が出来なくなる恐れがありますので、特に注意したいところです。




花粉症の鼻水の特徴


花粉症の4大症状の1つ鼻水
花粉症の4大症状の1つ鼻水


ティッシュを片時も手放せない苦しさは、花粉症を経験したことがある人にしかわかりません。


鼻水は、鼻に入り込んだ目に見えないゴミや細菌が空気といっしょに体に入り込まないようにしたり、気管支に冷たい空気が入らないように空気を温めるなど、重要な役割を果たしています。


また鼻水は鼻に進入してきた異物を外に洗い流す働きがありますので、鼻をかんで体外に出すことはとても大切なのです。


鼻の粘膜は湿り気を保つため常に水分を分泌していますが、一部のアレルギー体質の方は、花粉やダニ・ハウスダストなどに対して過剰な反応で異物を排除しようとするため、花粉症・アレルギー性鼻炎の方は多量の鼻水が分泌されるのです。


 その鼻水は花粉症?風邪?



花粉症の鼻水と、風邪の鼻水が区別できない方がいますが、風邪の鼻水は数日でねっとりしたものになりますが(風邪の鼻水は細菌やウイルスを退治した白血球が混じっており粘度があります)、花粉症の鼻水は涙と成分がほとんど同じため、無色で粘り気のないサラサラとした水状鼻水(水っぱな)です。


さらに花粉症の鼻水は、かめない、フガフガ、ブヒブヒいうだけの状態が続き、水のような鼻水が止めどなく流れ出て、いくらかんでも次から次へと鼻水が出てきます。そしてこの状態が、花粉の飛散期が終るまで続くのでとてもつらい症状です。


典型的な花粉症患者の方では「鼻がむずむずしたと思ったら急にくしゃみが連発し、水の様な鼻汁が出だしたら止まらない」状態になります。


また鼻をかみすぎて、鼻の入り口が赤くただれて痛くなることもしばしばありますが、最近では肌にやさしいティッシュ、高品質のパルプ100%を使用したティッシュなども販売され、スギ花粉の時期には人気を集めています。


私も使用しましたが、確かにカシミアを思わせるソフトな感触は、デリケートな顔やお肌のケアにぴったりだと思いますので、よくある5個パックのティッシュよりは値段が高いですが、試してみる価値はあると思いますよ。


泣いたときに鼻水が出ることってありますよね?これは目と鼻をつないでいる管から、涙が鼻のほうに入ってくるからなのです。普段涙が少ないときは、管を通っているあいだに乾いてしまうのですが、涙の量が多くなると、鼻水として出てくるのですね(豆知識でした)。




花粉症のくしゃみの特徴


花粉症の4大症状の1つくしゃみ
花粉症の4大症状の1つくしゃみ。


花粉症患者の8割以上の方が、このくしゃみによる症状に悩まされているといわれ、くしゃみが止まらなくて夜も眠れないなど、花粉症の症状の中でも辛い症状の1つでもあります。


俗にくしゃみしたら噂されてると昔からいわれています。1回のくしゃみは良い噂、2回のくしゃみは悪い噂、3回のくしゃみはもっと悪い噂(恋の噂?)、4回以上は風邪ひきといわれています。しかし現代ではさらに5回以上のくしゃみは花粉症と、付け加えなければならないかもしれません。


花粉症のくしゃみの特徴としては、次々にくしゃみが出るくらい激しく、くしゃみが連続して起こり、回数が多いのが特徴です。


1度に5〜6回、ときにははそれ以上、10数回続くこともあります。中には1日中絶え間なくでて止まらない人もいるようで、くしゃみにより腹筋や胸筋を痛めてしまうこともあるのです。


くしゃみは体内に入ってきた花粉を体外に排出しようとする自衛反応です。


このくしゃみも、普通の風邪であれば何日も続かず、数日すればおさまります。しかし花粉症のくしゃみは一時的な反応とは違い、花粉(アレルゲン)によりヒスタミンが常時放出されますので、花粉が飛んでいる時期はずっと続くのでとてもつらい症状です。


また女性の中には、花粉症のくしゃみにより尿漏れを引き起こす方もいるようですので、そのような方は1度泌尿器科などで相談してみると良いと思います。




花粉症の症状の特徴


花粉症の症状は大きく4つに分けられます
花粉症の症状は主に、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の痒みが4大症状で、飛散初期はくしゃみ・鼻水・目のかゆみなどの症状が出ることが多く、鼻づまりは飛散ピーク時より後、飛散後期に症状が出ることが多いようです。


花粉症になると鼻や目などの肉体的苦痛なだけでなく、これら一連の症状による睡眠不足、集中力欠如、イライラ感、食欲不振、気分が鬱になったりして、家族や周囲の人にも思わぬ影響を与えてしまうことが問題となっています。


花粉は本来、人間にとって有害な物質ではありません。


しかし、一部のアレルギー体質の人の体は花粉を「有害である」と認識、勘違いしてしまい、体の外に排出しようという免疫機能が働き、ヒスタミンという物質が放出されます。


ヒスタミンにより神経や血管が刺激され、その刺激により、体内に入った花粉を鼻水や涙で洗い流そうとしたり、くしゃみで花粉を排出しようといった症状が起こります。これが花粉症の症状になるわけです。


 花粉症の症状



花粉症の症状はアレルゲンとなる花粉と接触したあと、数分ないし数時間以内に症状があらわれ、特定の季節(アレルゲンによって時期は異なります)に反復することが多く、原因となる花粉(アレルゲン)の時期が過ぎると症状は収まるという特徴があります。


また花粉症の症状は、風邪や喘息に似た症状を発する事もあり、その後、気管支喘息を発病したり、喘息患者の場合は喘息の発作が起こることもあるのです。さらに便秘や下痢などの消化器系症状や、片頭痛を伴うこともあります。


花粉症患者の約8割がスギ花粉症といわれていますが、スギ花粉症患者さんの症状としては、

・くしゃみ
・鼻水
・鼻づまり
・目やのどのかゆみ
・咳がでる
・不定愁訴
・頭重感
・頭痛
・不眠
・身体のほてり
・顔のほてり
・イライラ感
・胃腸の具合が悪い
・全身の倦怠感
・発熱が出る

など、体の各部位に特有の症状を引き起こし、きわめて多くの花粉症の症状が報告されています。


またブタクサ花粉症シラカンバ(シラカバ)花粉症ハンノキ花粉症などでは、果物過敏症(食物アレルギー症状・口腔アレルギー症候群)を併発するケースもありますので注意が必要です。


季節性アレルギー症状(花粉症)と、通年性アレルギー症状(ハウスダスト、ダニなどによるアレルギー性鼻炎)の見分けはとても難しいので、ご自分で判断せず、面倒でも1度、耳鼻科・眼科・アレルギー科などの専門医で受診することをおすすめします。




セイタカアワダチソウの特徴・飛散時期


セイタカアワダチソウ花粉症


セイタカアワダチソウはキク科・アキノキリンソウ属の多年草で、茎の高さは約1〜3mまで成長します。


結論から言うと、このセイタカアワダチソウは花粉症とは無関係ということです。


 セイタカアワダチソウの特徴と飛散時期



セイタカアワダチソウは虫媒花ですセイタカアワダチソウはミツバチなどの昆虫によって花粉を媒介させる虫媒花です。


虫媒花であるため、花粉が重く遠くに飛びにくいので広く飛ばすことはありません。


一時、花粉症の原因植物といわれていましたが、同じくキク科のブタクサ(ぶたくさ)と間違えらていたのです(しかし花期に茎をゆすると花粉が落ちてきますので、花粉症患者の方は花の時期に群落の中に入ったりすることは避けたほうがよさそうです)。


セイタカアワダチソウは北アメリカ原産の帰化植物で、明治時代に観賞用に栽培されていたものが戦後になって河川敷や空き地を中心に西から東へ急速に広がり、そして野生化したものだといわれています。


セイタカアワダチソウの飛散時期は10〜11月で、またセイタカアワダチソウは非常に生命力が強く、日当たりのよい場所であればいたるところに生息し、秋になると各地の空き地、河川敷を黄色く染める風物詩として、秋を代表する植物の1つとなっています。


>> セイタカアワダチソウの画像はここをクリック!




カナムグラの特徴・飛散時期


カナムグラ花粉症


カナムグラはクワ科・カナムグラ属のツル性の1年草で、日本全国の原野・あき地・荒れ地・土手・道端などに生育する雑草です。


 カナムグラの特徴と飛散時期



カナムグラは非常に繁殖力が強く、茎はつる状で長くのび、茎や葉柄にある小さな無数のトゲで周りのものにからみついて生息しています。また発生すると一面を覆うことが多い植物です。


他の植物に強く巻き付いて生育するカナムグラは、雌株と雄株がありますが、花粉は秋の雄株から発生します。


ですのでカナムグラはブタクサ、ヨモギと同じく初秋(8〜10月)に花粉を飛散させ、ブタクサ、ヨモギに次ぐ代表的な秋の花粉症の原因植物です。


カナムグラは雌花と雄花が別の株につく雌雄同株で、ビールの苦味付けに用いるホップと近縁の植物です。


しかしカナムグラにはそのような香りや苦味はないらしく、カナムグラの雌花はビールには使えないようです。


>> カナムグラの画像はここをクリック!




2006年01月03日

ヨモギの症状・飛散時期


ヨモギ花粉症


ヨモギはキク科・ヨモギ属の多年草(高さ60〜120cm)で、葉の形がキクによく似ている日本ではもっとも身近で、本州、四国、九州、沖縄など全国の至るところに生育している植物です。


 ヨモギの特徴と飛散時期



ヨモギ(蓬)は、市街地・道ばた・堤防・空き地・平地・山野など、雑草のようにどんな場所にでもたくましく育ち、どこにでも自生しているため、山里に分け入らなくても普段の生活圏でも手軽に手に入る、日本人にはなじみ深い山野草です。


ヨモギは夏から秋にかけ目立たない花を咲かせるので、ヨモギの花粉の飛散時期は8〜10月(東北以北では8〜9月、九州では9〜10月)です。


またヨモギは、別名「モチグサ」と呼ばれ、昔から草もち・ヨモギ餅などで親しまれています。


ヨモギ花粉症患者の多くは、セロリアレルギーを合併していることが多いヨモギ花粉症患者の多くは、セロリアレルギーを合併していることが多く、セロリと同じセリ科の植物のニンジン、その他メロン、りんご、スイカなどで果物過敏症(食物アレルギー症状・口腔アレルギー症候群)を起こすことがありますので注意しましょう。


日本各地に自生し、薬草に、あるいは食材にと、昔からさまざまに用いられてきたヨモギ。


入浴剤・化粧水に使用されたり、切り傷にはヨモギをあてて止血したり、韓国では肌荒れ、冷え性、更年期障害、便秘、不妊症など多くの効果が期待できると昔からヨモギ蒸し(サウナ)が行われてきました。


ヨモギの葉緑素(クロロフィル)は強力で、浄血・増血・殺菌・制菌・新陳代謝の促進・抗アレルギー作用などの効果が確認されていますが、このヨモギの花粉が原因でヨモギ花粉症患者が増えているとは皮肉なものです。


>> ヨモギの画像はここをクリック!




ブタクサの症状・飛散時期


ブタクサ花粉症


ブタクサ(ぶたくさ・ぶた草)はキク科・ブタクサ属の1年草で、アメリカでは5〜15%の人が悩まされているといわれている最も重要な花粉症の原因植物です。


 ブタクサの特徴と飛散時期



ブタクサ(ぶたくさ・ぶた草)はキク科の中ではヨモギと同じ風媒花で、主にブタクサ、オオブタクサの花粉が原因となります。抗原性はきわめて強く、1961年に日本で最初の花粉症として報告された、北アメリカ原産の帰化植物です。


ブタクサは雌雄同株、背の高い分枝した雑草で(茎の高さは30〜150cm)、乾燥した野原や牧場、道端、荒れ地、畑の周辺などに生育し、野原ではあまり目立たないようにして咲いています。


ブタクサ花粉の飛散時期は8〜10月(東北以北では8〜9月、九州では9〜10月)で、英名の「hog weed」を直訳しブタクサと呼ばれている、かわいそうな名前の植物なのです( ´△`)


ブタクサ花粉症は本州・四国・九州では、スギ花粉症、イネ花粉症についで多くみられていますが、最近は土地開発や空き地の激減で、ブタクサ花粉の飛散数は減少傾向にあり、発症率も低くなってきました。


しかし、ブタクサ花粉症の人は、メロン、スイカ、カンタローブ、ズッキーニ、キュウリ、バナナなどを食べると、口のまわりやのどがかゆくなったり、目が腫れるなどの果物過敏症(食物アレルギー症状・口腔アレルギー症候群)を併せ持つ人が多いことが問題です。


近年、ブタクサハムシという甲虫が北アメリカから帰化してブタクサを食い荒らしており、関東近辺ではめっきり数を減らしていますので、ブタクサ花粉症の方にとっては朗報かもしれません。


>> ブタクサの画像はここをクリック!




カモガヤの特徴


カモガヤはイネ科・カモガヤ属の多年草です。


 カモガヤの特徴と飛散時期



カモガヤはもともと日本にあった植物ではなく、オオアワガエリと同じく明治初期に牧草として日本に輸入され、北海道で多く生育しました。


戦後牧草が日本全国に広がると同時に、カモガヤも日本全国に広がり、現在は野生化し、花粉症の原因植物として、シラカンバ(シラカバ)・ヨモギとならび北海道三大花粉症の1つとして有名になりました。


またカモガヤは、世界でもっとも普及している牧草で、オーチャード・グラスとも呼ばれています。


主なイネ科植物の花粉飛散時期である5〜8月(東北以北は8月以降も入る)は、本州、四国、九州では梅雨期であるため、湿度が高く花粉は飛散しにくいといわれています。


しかし北海道では梅雨がなく、比較的乾燥しているため、イネ科植物の花粉が飛散しやすく、カモガヤなどのイネ科花粉症が多く見られます。


カモガヤ花粉症の患者さんはカモガヤだけでなく、オオアワガエリ、ナガハグサ、ハルガヤ、スズメノテッポウなど、他のイネ科の植物の花粉でも花粉症を起こす可能性が高いのが難点です。


以前、札幌で夏風邪と呼ばれていた病気のほとんどがこのカモガヤ花粉症であったのは有名な話です。


>> カモガヤの画像はここをクリック!




オオアワガエリ(イネ科)の特徴


オオアワガエリは、イネ科・アワガエリ属の多年草です(アワガエリは一年草)。


イネ科に属する植物は道端や空き地、畑地、樹園地、路傍、荒地、河川敷、牧草地、堤防などに生息し、郊外の住宅地など、身近に多数繁茂している植物です。


 オオアワガエリの飛散時期と特徴



オオアワガエリの飛散時期は5〜8月(東北以北は8月以降も入る)で、花粉相互の共通抗原性が強く、実際はどの植物の花粉症かは区別しづらく、まとめてイネ科花粉症とも呼ばれています。


オオアワガエリはヨーロッパ原産の植物で、カモガヤと同じく明治初期に入ってき、牧草として輸入されたものが野生化し、寒冷地に雑草として全国に広く分布しています。


またオオアワガエリは英名:timothy・チモシーとも呼ばれています。


主に夏に飛散するオオアワガエリは、夏風邪と勘違いされる方も多いですので注意が必要です。


>> オオアワガエリの画像はここをクリック!




ヒノキの特徴


ヒノキ花粉症。ヒノキはヒノキ科・ヒノキ属で、樹高は約30〜40mまで成長し、本州は福島以西から南は九州・屋久島まで分布している常緑針葉樹です。


 ヒノキ花粉症の特徴



ヒノキ花粉は主に3〜5月にかけて飛散し、またヒノキはスギと同じく日本特有の植物で(ヒノキは日本特有ですが、世界にはヒノキ科の植物が多く、北半球にも南半球にも同じように分布し、7属に分類されています)、火が出やすいことから“火の木”とも呼ばれています。


スギ花粉症とヒノキ花粉症は飛散時期が重なるので、混同しやすく、またヒノキ花粉症患者の約7割の方がスギ花粉症患者でもあるといわれており(スギ花粉とヒノキ花粉は、糖たんぱくの構造がよく似ているため)、合わせてスギ・ヒノキ花粉症とも呼ばれています。


スギ花粉とヒノキ花粉ではそれぞれ独自の成分がアレルギーを起こしますので、スギ花粉だけに症状を起こす患者さんは少なくありませんが、ヒノキ花粉だけに症状を起こす患者さんは非常に少ないようです。


現在日本の国土の7割を占める森林面積は約2500万ヘクタール。その内、人工林が約1000万ヘクタールです。その人口林の内44%(森林面積では18%)がスギ、24%(森林面積では10%)がヒノキで占めています。


現在スギの植林は行われていませんが、ヒノキの植林は現在も行われています。


樹齢20年を超えると花粉の生産量が高まるといわれています。


ヒノキは樹齢が若い樹が多く、今後ヒノキ花粉の飛散数が増加すると予想されており、ヒノキ花粉症は年々急速に増加傾向にありますので、今後もっとも注意が必要な花粉かもしれません(林野庁は花粉の少ない品種の選定などの花粉症対策を行っていますが、効果が現れるのは数年、数十年後ともいわれています・・・)。


>> ヒノキの画像はここをクリック!




シラカンバ(シラカバ)の特徴


シラカンバ(シラカバ)はカバノキ科・カバノキ属で、日本では北海道に広く分布し、本州では近畿以北、本州中部(福井県・岐阜県)以北などの高原に多く見られます。飛散時期は 3〜6月(北海道では4〜6月)で、ハンノキ花粉症と並び、北海道の代表的な花粉症です。


シラカンバ(シラカバ・白樺)は、北国を象徴するような樹木で、白い樹皮がとても美しく、日当たりの良い場所に生え、街路、公園、庭などにも植えられています。1本の木に雄花と雌花を付ける雌雄同株で、北海道内22市町村で市町村の木に指定されるなど、これほど高原のイメージにピッタリの樹木はないかもしれません。


日本では1980年代後半から北海道を中心にシラカンバ花粉症の患者が増え始めました。それに伴いハンノキ花粉症と同じく、果物過敏症(食物アレルギー症状・口腔アレルギー症候群)を併発するケースも問題となっています。


近年北海道では、シラカンバ花粉症患者の約6割の方が口腔アレルギー症候群を合併しているともいわれています。


シラカンバ花粉症患者の約6割の方が果物過敏症を合併しているといわれています果物の中では、リンゴ、サクランボ、桃、梨などバラ科の果実に反応を示す人が多く、他にもメロンやキウイ、スイカなど原因となる食物は多種多様です。


特に生の果物に反応を示す方が多く、料理などで熱を通したものは大丈夫なケースも多いようです(果汁100%ジュースは熱処理がされているためか、問題なく飲める方も多いようですが、すべての方が大丈夫とは限りませんので専門科医に相談しましょう)。


口腔アレルギー症候群を合併するケースが多い理由は、シラカンバ花粉のタンパク質とアレルギーを起こす果物のタンパク質が似ていることが原因のようです。


>> シラカンバ(シラカバ)の画像はここをクリック!


ハンノキの特徴


ハンノキ花粉症は、カバノキ科・ハンノキ属で、日本各地に分布していますが、特に北海道、神戸の六甲山山麓などでよく見られる花粉症です。


 ハンノキとは?



ハンノキは成長が早く、樹高約15mほどまで成長し、林野の湿地に生え、田のあぜなどに植えられています。飛散時期は1月〜4月が中心で、春一番に出現する花粉症です。


本州でスギ花粉が飛散する時期と同じ時期に飛散し始めますので、スギ花粉症と勘違いしている患者さんもいますが、北海道ではスギ花粉症はほとんど見られませんので、北海道でこの時期に花粉症に悩まされる方はこのハンノキ花粉症か、シラカンバ(シラカバ)花粉症の可能性が高いと思います。


ハンノキの学名は「水辺に栄える」というラテン語からきている「Alnus」ですが、これは水に強く水辺に自生する樹木であることを示しています。


ですのでハンノキは、丘陵帯から山地帯の湿原などの河辺や池のふちなどでよくみかける樹木です。


ハンノキは雌雄同株落葉樹で、花粉の量はあまり多くないのですが、蛋白(抗原)がシラカンバ(シラカバ)の花粉と似ているため、シラカンバ花粉症の患者さんが、この花粉でアレルギー症状を引き起こすこともあります。ハンノキ花粉症患者は果物過敏症を併発する事があります


またハンノキ花粉症は、シラカンバ(シラカバ)花粉症同様、梨やりんご、桃などの果物を食べると口の中が腫れる果物過敏症(食物アレルギー症状・口腔アレルギー症候群)を併発するケースがあるようですので注意しましょう(ハンノキ花粉症の方では40%以上の方が合併しているとのことです)。


近年、北海道の釧路湿原でハンノキ林の拡大が問題になっていますので、北海道の方は特に注意したい花粉症ですね。


>> ハンノキの画像はここをクリック!




カバノキの種類・特徴


ヨーロッパ、特に国土のほとんどがカバノキで覆われているスウェーデンで圧倒的に多いのがカバノキ花粉症です。


 カバノキとは?



カバノキはカバノキ科カバノキ属に属する木の総称、落葉広葉樹で、北半球の亜寒帯から温帯にかけて広く分布していて、世界には7属・約100種以上が確認されています。


日本では約10種類以上分布していますが、有名なのはシラカンバ(シラカバ)とダケカンバです。


他にも、

・ウダイカンバ
・アズサ
・ネコジテ
・ホソバオノオレ
・オノオレカンバ
・ヒメオノオレ
・ヒダカヤエガワ
・トウカンバ
・ヨグソミネバリ

などがあります。


ダケカンバは北海道から本州の中部以北・四国などにに分布し、北海道では低地に生育しています。


カバノキ科の特徴としてはいずれも落葉樹で、雌雄同株、尾状花序をなし、風媒花であることです。


>> カバノキの画像はここをクリック!




スギ花粉症


日本では花粉症患者の8割以上がスギ花粉症です
スギ花粉症は、花粉症患者の約80%を占めるといわれ、日本では花粉症の代名詞として知らない人はいないほど有名な花粉症です。


 スギ(杉)とは?



スギ花粉症の原因植物であるスギ(杉)は、屋久島から東北地方まで分布する、日本特産の常緑の針葉樹雌雄同株で、裸子植物スギ科に属する植物です。


平地の林や日かげ、丘陵地の森や林の中で自生し、寿命は数千年と長く、有名な屋久島の縄文杉には樹高30m(なかには40〜50mのものもあるといわれています)に至るまで成長したものもあります。


スギは直木から出来ているといわれるほど割裂性がよく、 薪割りのように割ることによって、角材から板材までを作ることができます。よって古来から建材、家具、船材、電柱、彫刻材などの重要な木材として重宝されてきました。


また樹皮はヒノキとともに檜皮葺の屋根用に利用され、葉は乾燥して線香に用いられています。日本では木材資源として重宝されてきましたが、本来の自生はそう多くなく、ほとんどが、落葉広葉樹林を伐採した後に植林されたものです。


 杉は悪者じゃない?



スギ花粉症を含めたアレルギー性疾患は一種の過敏症です。


スギ花粉はもともと人体には害のない物質ですから、多少のスギ花粉を吸い込んでもなんでもありませんし、生まれつきスギ花粉症の人も存在しません。


ところが長年スギ花粉を吸い込んでいると一部の人の体内ではスギ花粉を有害なものとして認識してしまうのです。


一旦スギ花粉を有害だと体の免疫系が誤解してしまうと、毎年スギ花粉を吸入するたびにこれらの外敵を排除しようとして、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの花粉症の症状が生じてしまうのです。


スギ花粉の飛散量は、前年の夏の気象条件と密接な関係がありますスギ花粉の飛散量は、前年の夏の気象条件と密接な関係があり、夏の日射量が多く、降水量が少ないほど翌春の飛散量が多くなる傾向があることが分かってきました。


このため、前年夏の気象条件によりスギ花粉の飛散量は多い年と少ない年があるのです。


現在、日本の人口の約10〜20%、約1500万人以上もいるといわれるスギ花粉症は30〜40代の人が多く、関東地方にはスギが広範囲に植林されているので、スギ花粉症患者は関東が圧倒的に多いようです。


 スギ花粉症の症状・飛散時期・飛散量



スギ花粉症の症状としては、鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目の痒み全般にわたりますが、特に目の症状はスギ花粉症患者の約95%の方にみられるといわれます。


一般的なスギ花粉の飛散時期は、九州・四国では2月上旬、関東近辺では2月下旬、東北では3月中旬と、国内でも飛散時期に約1ヵ月もの開きがあります。

スギ花粉だけが原因でもないようです
スギ花粉の飛散時期でも、日によって飛散量には差があります。


特に飛散量が多くなるのは雨の翌日で晴れていて気温が高く、空気が乾燥して風が強い日は要注意です。


一方、雨の日は飛散量は少なくなりますので、スギ花粉症患者の方は一息つけるときかもしれません。


また、1日のうちでも、正午前後と日没時は、飛散量が多くなる時間帯ですので、難しいかもしれませんが、外出する場合は飛散が多くなる時間帯を避ける工夫も必要かもしれません。


スギ花粉症の原因としては、戦後国の奨励でスギの植林が盛んに行われ、人工林が急増したことが大きな原因ですが、近年の都会での空気汚染やハウスダスト、食生活の変化、生活環境の悪化なども原因の1つだといわれています。


また近年ではスギ花粉がほとんど飛散しない沖縄や北海道に移住する人も増えてきているようです。